テンジンハナマツリ（2003年生、母シマノヤマヒメ）

テンジンハナマツリ（2003年4月26日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋花祭り」。毛色は栗毛。種牡馬のエンドスウィープ（当時12歳）と交配したシマノヤマヒメが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）小泉牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方9戦4勝。主な勝ち鞍は2007年の株式会社本村商店協賛笹りんどう特別(C1)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、小泉牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、テンジンによって735万円で落札された。

大江原哲厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2006年）

2月26日、デビュー戦は塚田祥雄騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1200m 雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は440kg。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪い、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着を確保した。

3月19日、中2週で迎えた2戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい13着に敗れた。

4月8日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（福島ダート1000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は塚田祥雄騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

5月13日、中4週で迎えた4戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって16着に敗れた。

10月1日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

11月4日、中4週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた6戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。最後は脚勢が衰えて16着に終わった。

4歳（2007年）

1月28日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり10着に終わった。

3月25日、中7週で迎えた8戦目は、山下貴光騎手を鞍上に迎えて、株式会社本村商店協賛笹りんどう特別（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のシェリルノオペラに7馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4月21日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上B2-5（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下貴光騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のブルースハープを半馬身振り切ってファンの期待に応えた。

5月4日、中1週で迎えた10戦目は、浅沼傑騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2-5（佐賀ダート1400m 小雨/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい9着に敗れた。

5月27日、中2週で迎えた11戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るカワユイを上がり0位の末脚で3/4馬身差し切って制した。

6月17日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上B2-3（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は山下貴光騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上B2-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（1戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のリネンドンに1馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

7月16日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上B2-2（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は山下貴光騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

10月27日、約3か月半の休み明けで迎えた15戦目は、3歳以上B2-3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

11月18日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上B2-3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（3戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず4着に敗れた。