シンコウカリビアン（1994年生、母My Yankee Girl）

Shinko Caribbean

1994.05.26

シンコウカリビアン（1994年5月26日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のMeadowlake（当時11歳）と交配したMy Yankee Girlが8歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地11戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は1998年のえりも特別(500万下)。

経歴

デビュー前

古賀史生厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1997年）

4月20日、デビュー戦は菊沢隆徳騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は498kg。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のダンツスターマンに約10馬身の大差をつけて初白星を挙げた。

6月1日、中5週で迎えた2戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして、最後は2着のユウシャに1馬身3/4の差をつけて2勝目を獲得した。

7月5日、中4週で迎えた3戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳900万下のさくらんぼステークス（福島芝1700m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。

4歳（1998年）

7月18日、約12か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったサザンカをアタマ差捉え切れず2着に甘んじた。

8月15日、中3週で迎えた5戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下のえりも特別（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のフサイチフレッドに1馬身3/4の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

9月6日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上900万下の北斗賞（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったベガスカラノテガミに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

9月26日、中2週で迎えた7戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上900万下の浦安特別（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、勝ったスイートバンブーに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

11月1日、中4週で迎えた8戦目は、4歳以上900万下の河口湖特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい6着に敗れた。

5歳（1999年）

10月31日、約12か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上900万下の河口湖特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦1勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり9着に敗れた。

11月21日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた10戦目は、4歳以上900万下の比良山特別（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（2戦1勝）。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚が冴えず14着に敗れた。

12月4日、中1週で迎えた11戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。