トウショウジューザ（1986年生、母ポリートウショウ）

トウショウジューザ（1986年4月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のスイフトスワロー（当時9歳）と交配したポリートウショウが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はトウショウ産業（株）トウショウ牧場。戦績は、中央平地25戦4勝2着7回。主な勝ち鞍は1990年の4歳以上900万下。

経歴

デビュー前

保田隆芳厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1989年）

4月22日、デビュー戦は増沢末夫騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（新潟芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は484kg。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったトウショウバルカンに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

5月6日、中1週で迎えた2戦目は、郷原洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のマキノリジェントに2馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

5月27日、中2週で迎えた3戦目は、4歳400万下の桐花賞（東京芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋行騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり6着に敗れた。

6月17日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、黛幸弘騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下のクレマチス賞（新潟芝1200m 小雨/重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず3着に敗れた。

8月6日、中6週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた5戦目は、4歳以上400万下の米山特別（新潟芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で黛幸弘騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入った。

8月20日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた6戦目は、4歳以上400万下の越後特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で黛幸弘騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

9月10日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、4歳以上400万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は郷原洋行騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で急追したが、勝ったグローリーアゲンに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

9月24日、中1週で迎えた8戦目は、田村正光騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

10月14日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上400万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は郷原洋行騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい7着に敗れた。

11月5日、中2週で迎えた10戦目は、蛯沢誠治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着を確保した。

4歳（1990年）

7月29日、約9か月の休養明けで迎えた11戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は黛幸弘騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のツジノダイアナに1馬身1/4の差をつけて久々の実戦を物にした。

8月19日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の越後特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黛幸弘騎手（4戦1勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったマルタカベンソンに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

9月9日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下の葛飾特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で黛幸弘騎手（5戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリュウレデイに4馬身の差をつけて勝利をモノにする

9月30日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下の茨城新聞杯（中山芝1600m 外回り雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で黛幸弘騎手（6戦2勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったヒカルダンサーにねじ伏せられて3馬身半差の2着となった。

10月20日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で黛幸弘騎手（7戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、抜け出したハイアローを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月3日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で黛幸弘騎手（8戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のトキノイレブンを3/4馬身振り切って4勝目を手中に収めた。

11月25日、中2週で迎えた17戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’90インターナショナルジョッキーズ2（東京芝1600m 晴/良）に出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では印象的な伸び脚で急追したが、勝ったレオプラザに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

12月22日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上900万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は黛幸弘騎手（9戦3勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で猛追したが、勝ったナイスパーワーを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

5歳（1991年）

2月2日、中5週で迎えた19戦目は、5歳以上900万下の節分賞（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で黛幸弘騎手（10戦3勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

3月2日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた20戦目は、5歳以上900万下の潮来特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は柴田政人騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

6歳（1992年）

5月17日、約14か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた21戦目は、5歳以上900万下の金峰山特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（2戦0勝）。6頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず3着に終わった。

11月29日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg絞って迎えた22戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’92インターナショナルジョッキーズ2（東京芝1600m 晴/重）に出走。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

7歳（1993年）

5月30日、約6か月の休み明けで迎えた23戦目は、5歳以上900万下の富嶽賞（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は黛幸弘騎手（11戦3勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

6月12日、中1週で迎えた24戦目は、5歳以上900万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黛幸弘騎手（12戦3勝）。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

6月26日、中1週で迎えた25戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の藻岩山特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。