レオプラザ（1987年生、母タニノツバサ）

レオプラザ（1987年3月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のヤマニンスキー（当時12歳）と交配したタニノツバサが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）成隆牧場。戦績は、中央平地20戦6勝2着1回、地方1戦0勝。1991年の安田記念(G1)で4着に入った他、1992年の朱鷺ステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

平井雄二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1989年）

12月3日、デビュー戦は東信二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は468kg。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

12月16日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で東信二騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れ味光る末脚を披露し、3着に入り込んだ。

3歳（1990年）

8月5日、約7か月半の休養明けで迎えた3戦目は、中野栄治騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいいところがなく9着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で中野栄治騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では天賦の敢闘精神でゴールまで勇戦したが、3着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中野栄治騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

9月16日、中1週で迎えた6戦目は、五十嵐久騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1200m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったトップスタイルに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

9月29日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で五十嵐久騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で五十嵐久騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のファイアーバードに9馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月27日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の久慈川特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐久騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るヤマニンカツラオを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて勝利をモノにする

11月25日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、小島太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’90インターナショナルジョッキーズ2（東京芝1600m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のトウショウジューザに1馬身3/4の差をつけて3勝目をゲットした。

12月15日、中2週で迎えた11戦目は、師走ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は五十嵐久騎手（4戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

4歳（1991年）

3月30日、約3か月半の休み明けで迎えた12戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、船橋ステークス（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線に入ると、前で粘るプレクラスニーをハナ差だけ差し切って制した。

4月21日、中2週で迎えた13戦目は、増沢末夫騎手を鞍上に迎えて、谷川岳ステークス（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では別次元の末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のスノージェットに5馬身の差をつけて5勝目を手に入れた。

5月12日、中2週で迎えた14戦目は、G1の安田記念（東京芝1600m 曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は柴田善臣騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

10月26日、約5か月半の休養明けで迎えた15戦目は、G2のスワンステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（2戦1勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい10着に終わった。

11月23日、中3週で迎えた16戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、キャピタルステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

12月15日、中2週で迎えた17戦目は、G1のスプリンターズステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（3戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

5歳（1992年）

7月19日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、朱鷺ステークス（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は五十嵐久騎手（5戦2勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るキタノオゴジョをハナ差だけ差し切って久々の一戦を物にした。

8月9日、中2週で迎えた19戦目は、G3の関屋記念（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐久騎手（6戦3勝）。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい9着に敗れた。

9月13日、中4週で迎えた20戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の京王杯オータムハンデキャップ（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に敗れた。

6歳（1993年）

12月6日、約15か月の休養明けで迎えた21戦目は、山元久巳騎手を鞍上に迎えて、ペガサス特別（金沢ダート1900m 曇/不良）に出走。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。