アイノウルフ（1998年生、母チヨノタカラ）

経歴

デビュー前

1歳のとき、荒井ファームから「北海道6月セレクト市場サラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。同年、荒井ファームから「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって640.5万円で落札された。

2歳（2000年）

7月15日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、苛烈なペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のスキャンボーイをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

9月3日、中6週で迎えた2戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の小倉3歳ステークス（小倉芝1200m 雨/重）に出走。芝レース、重賞競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は失速してしまい12着に終わった。

9月16日、中1週で迎えた3戦目は、2歳オープンのききょうステークス（阪神芝1400m 雨/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦1勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい7着に終わった。

10月8日、中2週で迎えた4戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのアイビーステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず9着に終わった。

10月28日、中2週で迎えた5戦目は、2歳オープンのもみじステークス（京都芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（2戦1勝）。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず5着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた6戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。

12月2日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のポインセチア賞（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は減速してしまい13着に敗れた。

3歳（2001年）

5月6日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた8戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。17頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き13着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた9戦目は、3歳500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

6月2日、中1週で迎えた10戦目は、3歳500万下のなでしこ賞（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で上村洋行騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

6月23日、中2週で迎えた11戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後はバタバタになってしまい14着に終わった。

4歳（2002年）

1月19日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から50kg増やして迎えた12戦目は、田島裕和騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

1月27日、連闘で迎えた13戦目は、服部剛史騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

4月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、加古川特別（園田ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は田島裕和騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、タッカーアスワンにハナ差交わされて2着となった。

4月27日、中1週で迎えた15戦目は、横山賀一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。

6月16日、中6週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田島裕和騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は一杯になって15着に終わった。

7月6日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下の城崎特別（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田島裕和騎手（3戦0勝）。15頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい15着に終わった。