シルキーヴォイス（2018年生、母スイートサルサ）

シルキーヴォイス（2018年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「絹の様ななめらかな声」。毛色は栗毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時17歳）と交配したスイートサルサが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はシンボリ牧場。主な勝ち鞍は2021年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、シンボリ牧場から「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、金子真人ホールディングスによって4,536万円で落札された。

池江泰寿厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

12月6日、デビュー戦は団野大成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に敗れた。

12月27日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で団野大成騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では末脚がパッとせず16着に敗れた。

3歳（2021年）

4月17日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2200m 雨/重）に出走。18頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では鋭い脚を使えず16着に終わった。

6月12日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2000m 曇/良）に出走。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のホウオウリアリティをアタマ差振り切って初白星を挙げた。

6月27日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で泉谷楓真騎手（1戦1勝）。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で急追したが、抜け出したグローリアスサルムに半馬身届かず2着となった。

7月17日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で泉谷楓真騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず10着に敗れた。

4歳（2022年）

2月12日、約7か月の休養明けで迎えた7戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝2600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で泉谷楓真騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

2月27日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上1勝クラスの稲佐山特別（小倉芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で泉谷楓真騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

3月20日、中2週で迎えた9戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（阪神芝2400m 外回り曇/稍重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたリンフレスカンテ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

4月16日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るレベランスを次元の違う末脚でアタマ差だけ差し切って順当に勝利した。

7月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラスの彦島特別（小倉芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のハギノエスペラントを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。

12月11日、約5か月半の休養明けで迎えた12戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスのオリオンステークス（阪神芝2200m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

5歳（2023年）

1月9日、中3週で迎えた13戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの迎春ステークス（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に終わった。

2月4日、中3週で迎えた14戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの早春ステークス（東京芝2400m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

4月16日、中9週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのサンシャインステークス（中山芝2500m 小雨/重）に出走。鞍上は岩田望来騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って13着に終わった。

5月13日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上3勝クラスの緑風ステークス（東京芝2400m 小雨/良）に出走。鞍上は横山和生騎手（1戦0勝）。17頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に終わった。

12月10日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた17戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスのオリオンステークス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく7着に終わった。

12月23日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた18戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのグレイトフルステークス（中山芝2500m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

6歳（2024年）

1月20日、中3週で迎えた19戦目は、R.R.キング騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの初富士ステークス（中山芝2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

4月14日、約3か月の間隔を開けて迎えた20戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスのJRAウルトラプレミアムドゥラメンテカップ（中山芝2500m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。