クラークキー（2014年生、母トウカイメガミ）

クラークキー（2014年2月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「シンガポールの名所」。毛色は鹿毛。種牡馬のルーラーシップ（当時7歳）と交配したトウカイメガミが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）長浜牧場。主な勝ち鞍は2018年の調布特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、長浜牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、保坂和孝によって1,728万円で落札された。

池上昌弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2017年）

1月8日、デビュー戦は柴山雄一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は484kg。15頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入った。

6月18日、約5か月半の休み明けで迎えた2戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、伸びてきたブラックギムレット決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

7月1日、中1週で迎えた3戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るレローヴを別次元の末脚でクビ差だけ差し切って未勝利戦を制した。

9月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳以上500万下（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。17頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月22日、中3週で迎えた5戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1600m 雨/不良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮したが、4着に終わった。

11月11日、中2週で迎えた6戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したアンノートルにクビ差届かず2着に惜敗した。

12月9日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

4歳（2018年）

2月4日、中7週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のエリティエールを半馬身振り切って2勝目を収める

5月20日、約3か月半の休養明けで迎えた9戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の調布特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。端に立つ形となり、極端なスローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして抜け出し、最後は2着のジュンヴァリアスに3馬身の差をつけて3勝目を掴み取った。

7月7日、中6週で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下の松島特別（福島芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり10着に敗れた。

11月4日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったエントシャイデンにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月25日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のオリエンタル賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

12月16日、中2週で迎えた13戦目は、O.マーフィー騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが鈍く9着に敗れた。

5歳（2019年）

2月10日、中7週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。前に出て、後続を2馬身以上離して、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のインスピレーションに2馬身の差をつけて制した。

5月5日、約3か月の間隔を開けて迎えた15戦目は、4歳以上1600万下の湘南ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（4戦2勝）。17頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後はバテてしまい15着に敗れた。

10月20日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた16戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの甲斐路ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり11着に終わった。