ヒューストニア（2008年生、母ワンモアワード）

ヒューストニア（2008年2月17日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「アメリカのゴルフ場名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のワイルドラッシュ（当時14歳）と交配したワンモアワードが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（株）チャンピオンズファーム。戦績は、中央平地11戦0勝2着3回、地方13戦6勝。主な勝ち鞍は2013年の4歳以上B2二。

経歴

デビュー前

坂口正則厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

6月27日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。馬体重は456kg。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったホーマンルッツに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

7月24日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、エリモミヤビにハナ差交わされて2着に甘んじた。

8月15日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた3戦目は、2歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（2戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、3着に終わった。

3歳（2011年）

1月16日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で福永祐一騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

1月30日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で福永祐一騎手（4戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

2月13日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で福永祐一騎手（5戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく6着に敗れた。

3月6日、中2週で迎えた7戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 小雨/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

4月17日、中5週で迎えた8戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入った。

5月1日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったタガノルビコンに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

5月21日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜中俊騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

6月4日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

4歳（2012年）

7月17日、約13か月半の休み明けで馬体重を前走から38kg戻して迎えた12戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のセイウンホウガに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月8日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上C2一（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、で集団を牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして、最後は2着のタカノコウモンをハナ差振り切って断然の支持に応えた。

8月28日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上C1（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のヒカルハナフブキに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月19日、中2週で迎えた15戦目は、のうせんかずら賞（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（3戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のスカイフォレストに1馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

10月12日、中2週で迎えた16戦目は、天然温泉あま湯特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で川原正一騎手（4戦4勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。

11月2日、中2週で迎えた17戦目は、兵庫県産たまご特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で川原正一騎手（5戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

5歳（2013年）

5月22日、約6か月半の休み明けで迎えた18戦目は、ひなげし賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で川原正一騎手（6戦4勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で川原正一騎手（7戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るハクサンドリームを猛烈な末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

6月28日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上B2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で川原正一騎手（8戦5勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るステディネスを目の覚めるような末脚で3/4馬身差し切って圧倒的支持に応えた。

6歳（2014年）

7月25日、約13か月の休み明けで迎えた21戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で川原正一騎手（9戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

8月14日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で川原正一騎手（10戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に敗れた。

9月4日、中2週で迎えた23戦目は、ぜらにうむ賞（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は12戦連続で川原正一騎手（11戦6勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。

10月29日、中7週で迎えた24戦目は、宮下康一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。