トラモントガルフ（2018年生、母エイシンチャーター）

トラモントガルフ（2018年3月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「夕焼け(伊)+大規模な湾」。毛色は芦毛。種牡馬のヴィクトワールピサ（当時11歳）と交配したエイシンチャーターが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は栄進牧場。主な勝ち鞍は2022年の一般C25。

経歴

デビュー前

1歳のとき、栄進牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、栄進牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、ディアレストクラブによって462万円で落札された。

鈴木孝志厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2021年）

1月5日、デビュー戦は松若風馬騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は486kg。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず14着に終わった。

1月24日、中2週で迎えた2戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

2月13日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

6月13日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた4戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではいいところがなく13着に終わった。

7月22日、中5週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた5戦目は、石川倭騎手を鞍上に迎えて、フタップの滝賞（門別ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はバテてしまい12着に敗れた。

8月3日、中1週で迎えた6戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、安平町「ときわ公園」賞（門別ダート1500m 内回り晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

8月17日、中1週で迎えた7戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、一般C4-4（門別ダート1600m 内回り曇/良）に56kgの斤量を背負って出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた8戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、一般C4-4（門別ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

9月14日、中1週で迎えた9戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般C4-4（門別ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた10戦目は、JAにいかっぷピーマン賞（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた11戦目は、ミシャ賞（門別ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

10月26日、中1週で迎えた12戦目は、一般C4-4（門別ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、4着に終わった。

12月1日、中4週で迎えた13戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C20（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露したが、3着に終わった。

12月9日、連闘で迎えた14戦目は、一般C20（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

12月22日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた15戦目は、一般C20（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

4歳（2022年）

1月2日、中1週で迎えた16戦目は、一般C25（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクジラに7馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

1月19日、中1週で迎えた17戦目は、乙川特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた18戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岡部誠騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のエスメルーナに1馬身半の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

2月18日、中1週で迎えた19戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、佐布里池特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

3月2日、中1週で迎えた20戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（6戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のアップショウをアタマ差振り切って圧倒的人気に応えた。

3月11日、連闘で迎えた21戦目は、村上弘樹騎手を鞍上に迎えて、どんこファイナル特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

5月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた22戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、一般C3（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた23戦目は、妖小琳お誕生日おめでとう記念（名古屋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（7戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るナムラリュウグウを交わし去り、最後は1馬身の差をつけて4勝目をマークした。

6月21日、中1週で迎えた24戦目は、かに座特別（名古屋ダート2000m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（8戦4勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた25戦目は、星祭り賞（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（9戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた26戦目は、青海原賞（名古屋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（10戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

8月4日、中1週で迎えた27戦目は、蝉時雨賞（名古屋ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は渡辺竜也騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったビッケに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

8月17日、中1週で迎えた28戦目は、一般B4（名古屋ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月2日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた29戦目は、残暑吹き飛ぶ!第5回中京競馬（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（11戦4勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のトーセンリヤンに2馬身の差をつけて5勝目をマークした。

9月12日、中0週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた30戦目は、うみへび座特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺竜也騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のノビルメンテに4馬身の差をつけて優勝

9月28日、中1週で迎えた31戦目は、津島特別（名古屋ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（12戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた32戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、しずおか菊花特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた33戦目は、名古屋チャレンジカップマース賞（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺竜也騎手（4戦1勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた34戦目は、真鯛特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は宮下瞳騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた35戦目は、稲沢特別（名古屋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（13戦5勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、勝ったコウエイスーシェフにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

5歳（2023年）

2月9日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた36戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、オッズパーク賞ウインターカップ（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。