アートドーター（2002年生、母マツエークィーン）

アートドーター（2002年4月8日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「芸術＋娘」。毛色は鹿毛。種牡馬のスキャン（当時14歳）と交配したマツエークィーンが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は小岩牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方32戦1勝2着4回。主な勝ち鞍は2005年の3歳C3。

経歴

デビュー前

武藤善則厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

11月7日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた2戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1300m 晴/重）に出走。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい13着に敗れた。

3歳（2005年）

1月22日、中8週で迎えた3戦目は、水出大介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。

3月26日、中8週で迎えた4戦目は、佐藤年毅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての18番人気で大外18番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では伸びを欠き17着に終わった。

5月23日、中7週で迎えた5戦目は、佐々木忍騎手を鞍上に迎えて、3歳C3（盛岡ダート1200m 小雨/良）に出走。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るベルグタッチを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

6月4日、中1週で迎えた6戦目は、3歳C3（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木忍騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた7戦目は、3歳C3（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木忍騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

7月17日、中3週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた8戦目は、3歳C3（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木忍騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

7月30日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた9戦目は、陶文峰騎手を鞍上に迎えて、3歳C3（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

8月14日、中1週で迎えた10戦目は、3歳C3（盛岡ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は佐々木忍騎手（4戦1勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したビューティキララを捕まえ切れず、3馬身差の2着となった。

9月5日、中2週で迎えた11戦目は、3歳C2（水沢ダート1300m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木忍騎手（5戦1勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に敗れた。

12月23日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた12戦目は、一般C3（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木忍騎手（6戦1勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

4歳（2006年）

1月3日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた13戦目は、一般C3（水沢ダート1300m 雪/不良）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木忍騎手（7戦1勝）。8頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に終わった。

1月14日、中1週で迎えた14戦目は、一般C3（水沢ダート1300m 小雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で佐々木忍騎手（8戦1勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に敗れた。

4月19日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から25kg増やして迎えた15戦目は、川島雅人騎手を鞍上に迎えて、門別平取町軽種馬生産振興会賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた16戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、一般D3-1（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

5月17日、中1週で迎えた17戦目は、一般D3-2（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤正弘騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

5月31日、中1週で迎えた18戦目は、一般D3-2（札幌(地)ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で斉藤正弘騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に敗れた。

6月15日、中1週で迎えた19戦目は、牝馬限定の一般D3-1（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で斉藤正弘騎手（3戦0勝）。6頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

7月11日、中3週で迎えた20戦目は、一般D3-2（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で斉藤正弘騎手（4戦0勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月25日、中1週で迎えた21戦目は、一般D3-2（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で斉藤正弘騎手（5戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月9日、中1週で迎えた22戦目は、沼沢英知騎手を鞍上に迎えて、一般D3-3（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月16日、連闘で迎えた23戦目は、一般D3-3（旭川ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で沼沢英知騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。最後は、勝ったドリームフェザーから1馬身差の2着となった。

8月23日、連闘で迎えた24戦目は、一般D3-1（旭川ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で沼沢英知騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。最後は、勝ったディーパーブレイズから7馬身差の2着となった。

9月5日、中1週で迎えた25戦目は、一般D2-4（旭川ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で沼沢英知騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。3着に入った。

9月19日、中1週で迎えた26戦目は、一般D2-3（旭川ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で沼沢英知騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったブレイブバニヤンから5馬身差の2着に敗北した。

10月3日、中1週で迎えた27戦目は、一般D2-3（旭川ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で沼沢英知騎手（5戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月18日、中6週で迎えた28戦目は、山下貴光騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月9日、中2週で迎えた29戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山下貴光騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

5歳（2007年）

1月2日、中2週で迎えた30戦目は、青柳健一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 雨/重）に出走。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。

1月14日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた31戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は山下貴光騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

2月3日、中2週で迎えた32戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下貴光騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた33戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山下貴光騎手（4戦0勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

3月11日、中2週で迎えた34戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山下貴光騎手（5戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に敗れた。

4月14日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた35戦目は、新原健伸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 13（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた36戦目は、4歳以上C2 13（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は山下貴光騎手（6戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。