グレースブロード（2019年生、母ミルキーブロード）

グレースブロード（2019年3月1日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「気品+母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のキンシャサノキセキ（当時16歳）と交配したミルキーブロードが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は静内フジカワ牧場。主な勝ち鞍は2022年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

牧光二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

8月8日、デビュー戦は木幡巧也騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は448kg。15頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が衰えて15着に終わった。

9月18日、中5週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

11月13日、中7週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で木幡巧也騎手（2戦0勝）。15頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

12月4日、中2週で迎えた4戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

3歳（2022年）

2月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が衰えて13着に終わった。

4月23日、中8週で迎えた6戦目は、土田真翔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

5月14日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は木幡巧也騎手（3戦0勝）。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着を確保した。

5月29日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

6月12日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で木幡巧也騎手（5戦0勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着を確保した。

6月26日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木幡巧也騎手（6戦0勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま全身全霊の粘りで持ち堪えて、最後は2着のテンオーケオーに1馬身1/4の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

10月23日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で木幡巧也騎手（7戦1勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

11月13日、中2週で迎えた12戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では脚を伸ばせず15着に終わった。

12月4日、中2週で迎えた13戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は力尽きて13着に終わった。

4歳（2023年）

2月26日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は木幡巧也騎手（8戦1勝）。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では伸びを欠き6着に終わった。

3月26日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 雨/不良）に出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい8着に敗れた。

4月9日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた16戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚を失くしてしまい13着に終わった。

6月3日、中7週で迎えた17戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。

7月14日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、アカプルコ賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。

8月3日、中2週で迎えた19戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、馬事畜産振興協議会賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

8月17日、中1週で迎えた20戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、一般C1三四五（大井ダート1400m 晴/重）に出走。7頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

9月8日、中2週で迎えた21戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般B6（名古屋ダート1500m 曇/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のイノセントディーノに3馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

9月20日、中1週で迎えた22戦目は、うみへび座特別（名古屋ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったヴェッツラーに詰め切れず、1馬身差の2着に敗れた。

10月3日、中1週で迎えた23戦目は、シェダル特別（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、ボナヴィーゴに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

10月16日、中1週で迎えた24戦目は、うさぎ座特別（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた25戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、月影特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた26戦目は、干し柿特別（名古屋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

11月29日、中1週で迎えた27戦目は、七五三特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで奮闘したが、ブエナディオサに交わされて1馬身半差の2着となった。

12月14日、中1週で迎えた28戦目は、冬木立特別（名古屋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（5戦1勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に敗れた。

5歳（2024年）

1月1日、中2週で迎えた29戦目は、大畑慧悟騎手を鞍上に迎えて、初日の出特別（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は勢いを失って7着に終わった。

1月15日、中1週で迎えた30戦目は、寒中特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（6戦1勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり5着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた31戦目は、みぞれ鍋特別（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（7戦1勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた32戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、ショコラ特別（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に終わった。

3月12日、中3週で迎えた33戦目は、加藤誓二騎手を鞍上に迎えて、芳春特別（名古屋ダート1500m 曇/不良）に出走。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた34戦目は、アイリス特別（名古屋ダート920m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤誓二騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

4月10日、中1週で迎えた35戦目は、一般B4（名古屋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で加藤誓二騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた36戦目は、一般B4（名古屋ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で加藤誓二騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。