フジノトップオー（1990年生、母ノビアボニータ）

フジノトップオー（1990年3月9日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のスリルシヨー（当時7歳）と交配したノビアボニータが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、中央平地8戦1勝2着3回、地方5戦0勝。主な勝ち鞍は1993年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

大和田稔厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1992年）

8月16日、デビュー戦は津留千彰騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、テンジンショウグンに交わされて1馬身半差の2位に入線したが、その後3着に降着となった。

3歳（1993年）

5月29日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、伊藤暢康騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線に入ると、前で粘るレオビガラスを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

6月13日、中1週で迎えた3戦目は、4歳500万下のくちなし賞（東京芝2400m 小雨/良）に出走。鞍上は津留千彰騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

7月10日、中3週で迎えた4戦目は、4歳500万下のほおずき賞（福島芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で津留千彰騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったリンガスロードに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

8月14日、中4週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下の万代特別（新潟芝2200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で津留千彰騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったアルゼンチンタンゴに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

4歳（1994年）

2月6日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で津留千彰騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったシーザースネイチャに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

10月23日、約8か月半の休養明けで迎えた7戦目は、4歳以上500万下（東京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で津留千彰騎手（5戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

11月6日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下の河口湖特別（東京芝2300m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で津留千彰騎手（6戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり10着に敗れた。

6歳（1996年）

4月24日、約18か月の休養明けで迎えた9戦目は、渋谷裕喜騎手を鞍上に迎えて、美唄特別（岩見沢ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

5月7日、中1週で迎えた10戦目は、暑寒別岳特別（岩見沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で渋谷裕喜騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5月15日、連闘で迎えた11戦目は、宝水特別（岩見沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で渋谷裕喜騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月19日、中4週で迎えた12戦目は、リゲル特別（旭川ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で渋谷裕喜騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた13戦目は、エリダヌス特別（旭川ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で渋谷裕喜騎手（4戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。