パープルクオーツ（2000年生、母フィルルージュ）

パープルクオーツ（2000年4月18日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「紫の石英（母名より連想）」。毛色は鹿毛。種牡馬のテンビー（当時10歳）と交配したフィルルージュが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）荻伏服部牧場。戦績は、中央平地19戦1勝、地方10戦2勝。主な勝ち鞍は2002年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

服部利之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2002年）

7月21日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、3着に入った。

8月4日、中1週で迎えた2戦目は、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入った。

10月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、原田聖二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。17頭立ての11番人気で大外17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で原田聖二騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

11月10日、連闘で迎えた5戦目は、2歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で原田聖二騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天授の勝負根性でゴールまで頑張り、5着を確保した。

11月23日、中1週で迎えた6戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のホッコーラッキーをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

12月8日、中1週で迎えた7戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、2歳G1の朝日杯フューチュリティステークス（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。15頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。

12月21日、中1週で迎えた8戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、2歳G3のラジオたんぱ杯2歳ステークス（阪神芝2000m 雨/不良）に出走。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

3歳（2003年）

1月18日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、3歳500万下の白梅賞（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

2月1日、中1週で迎えた10戦目は、3歳500万下のこぶし賞（京都芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

2月16日、中1週で迎えた11戦目は、3歳500万下の寒桜賞（京都芝1200m 小雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で石橋守騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手が足りず12着に敗れた。

3月9日、中2週で迎えた12戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のさわらび賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では切れる脚を使えず15着に終わった。

9月14日、約6か月半の休み明けで迎えた13戦目は、仲田雅興騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。17頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが劣勢になり15着に終わった。

11月17日、中8週で迎えた14戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、'03スパーキングナイターファイナル（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露し、3着に入った。

12月4日、中1週で迎えた15戦目は、一般C1三（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤博紀騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のトリプルカットをクビ差振り切って2勝目をつかんだ。

12月19日、中1週で迎えた16戦目は、ハッピーエンド特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤博紀騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のマイブルーヘブンを3/4馬身振り切って制した。

4歳（2004年）

1月1日、中1週で迎えた17戦目は、初夢特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤博紀騎手（3戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

2月3日、中4週で迎えた18戦目は、鈴木正騎手を鞍上に迎えて、ヴィクトリーチャレンジ（川崎ダート2100m 曇/不良）に出走。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、スローペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

4月10日、中9週で迎えた19戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の飯坂特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

4月25日、中1週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下のハクチカラメモリアル（東京芝1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は後藤浩輝騎手（1戦1勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

5月9日、中1週で迎えた21戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下のカブラヤオーメモリアル（東京芝1600m 雨/良）に出走。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

5月30日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上1000万下のミスターシービーメモリアル（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（2戦1勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は減速してしまい9着に終わった。

7月18日、中6週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下の尖閣湾特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は坂井千明騎手（1戦0勝）。17頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、6着に終わった。

7月25日、連闘で迎えた24戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に敗れた。

5歳（2005年）

2月27日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた25戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、ひなまつり特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

3月29日、中3週で迎えた26戦目は、陽春特別（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に敗れた。

4月18日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた27戦目は、スパーキングナイター10周年記念（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤博紀騎手（4戦2勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

5月2日、中1週で迎えた28戦目は、八十八夜特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤博紀騎手（5戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

5月25日、中2週で迎えた29戦目は、惜春特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤博紀騎手（6戦2勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。