ハルレキン（2000年生、母King’s Pact）

ハルレキン（2000年2月7日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。馬名の意味は「Ｒ・シュトラウスのオペラ『ナクソス島のアルアドネ』の登場人物」。毛色は鹿毛。種牡馬のSword Dance（当時16歳）と交配したKing's Pactが6歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地6戦0勝、地方3戦2勝。主な勝ち鞍は2003年の3歳。

経歴

デビュー前

斎藤宏厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

7月14日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は454kg。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。10着に敗れた。

3歳（2003年）

3月2日、約7か月半の休み明けで迎えた2戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に敗れた。

3月15日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。

3月30日、中1週で迎えた4戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい15着に終わった。

6月5日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、粂川京利騎手を鞍上に迎えて、3歳（宇都宮ダート1300m 晴/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のカシマシンドウに9馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月27日、中2週で迎えた6戦目は、3歳（宇都宮ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で粂川京利騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のナポレオンゴールドに約19馬身の大差をつけて2勝目を獲得した。

7月14日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦の中央条件交流牡丹特別（宇都宮ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で粂川京利騎手（2戦2勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。10着に敗れた。

4歳（2004年）

1月31日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg減らして迎えた8戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

12月4日、約10か月半の休養明けで迎えた9戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今一つ伸び切れず14着に終わった。