トーセンコマチ（2004年生、母マイネマリエ）

トーセンコマチ（2004年4月11日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋小野小町より」。毛色は鹿毛。種牡馬のマイネルラヴ（当時9歳）と交配したマイネマリエが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）川端牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方18戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2007年の一般C3一。

経歴

デビュー前

1歳のとき、川端牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、島川隆哉によって420万円で落札された。

秋山雅一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2007年）

4月1日、デビュー戦は柴山雄一騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は464kg。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に敗れた。

5月20日、中6週で迎えた2戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

9月8日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、沢田盛夫利騎手を鞍上に迎えて、3歳C3四（盛岡ダート1200m 曇/重）に出走。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエプソムブラストに9馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月23日、中1週で迎えた4戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般C3八（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のバブルガムロックに1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

10月8日、中1週で迎えた5戦目は、キリン生茶杯（盛岡ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のハードビータに6馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

10月22日、中1週で迎えた6戦目は、一般C3一（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のクレストアロックに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

11月17日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた7戦目は、一般C2七（水沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山本聡哉騎手（3戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

12月1日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた8戦目は、一般C2六（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山本聡哉騎手（4戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したミヤノセリカを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月24日、中2週で迎えた9戦目は、焼石連峰ビーチライン杯（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で山本聡哉騎手（5戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、アポロハニービーにクビ差交わされて2着に甘んじた。

4歳（2008年）

1月3日、中0週で迎えた10戦目は、一般C2五（水沢ダート1400m 小雪/不良）に出走。鞍上は7戦連続で山本聡哉騎手（6戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ロマンスガッサンに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

4月26日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から17kg減らして迎えた11戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1700m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では末脚を伸ばせず15着に終わった。

8月3日、約3か月半の休み明けで迎えた12戦目は、関本浩司騎手を鞍上に迎えて、奥州ころもがわ祭りレース（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて6着に敗れた。

8月16日、中1週で迎えた13戦目は、一般C1五（水沢ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（7戦3勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

8月30日、中1週で迎えた14戦目は、一般C1六（水沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（8戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したローラングリフを捕まえ切れず、6馬身差の2着に敗北した。

9月29日、中3週で迎えた15戦目は、八幡平賞（盛岡ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は関本浩司騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

10月27日、中3週で迎えた16戦目は、八幡平賞（盛岡ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は山本聡哉騎手（9戦3勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた17戦目は、大野木工レース（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（10戦3勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず4着に敗れた。

12月23日、中5週で迎えた18戦目は、焼石連峰ビーチライン杯（水沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（11戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

5歳（2009年）

4月5日、約3か月半の休み明けで迎えた19戦目は、一般B2六（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本聡哉騎手（12戦3勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

4月19日、中1週で迎えた20戦目は、一般B2五（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山本聡哉騎手（13戦3勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

5月16日、中3週で迎えた21戦目は、立夏賞（盛岡ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で山本聡哉騎手（14戦3勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。