メトゥス（2021年生、母グレイスサンセット）

メトゥス（2021年5月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「恐れ、威圧感(ラテン語)」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のディーマジェスティ（当時8歳）と交配したグレイスサンセットが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は中川欽一。主な勝ち鞍は2024年のオキザリス特別(一般C2-1)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、アイズスタッドから「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場され、ケイアイファームによって638万円で落札された。

堀内岳志厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

12月16日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は454kg。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

3歳（2024年）

1月13日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したナリタヴィクトリーにクビ差届かず2着に惜敗した。

1月27日、中1週で迎えた3戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月10日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木大輔騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、勝ったセッテイロクに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

7月20日、約5か月半の休み明けで迎えた5戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木大輔騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

8月25日、中4週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木大輔騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

9月18日、中2週で迎えた7戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3 C4-1（門別ダート1000m 晴/稍重）に57kgの斤量を背負って出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では印象的な伸び脚で追い上げたが、抜け出したエムティウノを差し切れず、2馬身差の2着に敗北した。

10月3日、中1週で迎えた8戦目は、ハマギク特別（門別ダート1000m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で落合玄太騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

10月17日、中1週で迎えた9戦目は、サフラン特別（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で落合玄太騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、伸びてきたオソレ決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

10月31日、中1週で迎えた10戦目は、オキザリス特別（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で落合玄太騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のビービーバシリスを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。