ファルコンビーク（2017年生、母シャーペンエッジ）

ファルコンビーク（2017年3月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「隼のくちばし」。毛色は栗毛。種牡馬のスマートファルコン（当時12歳）と交配したシャーペンエッジが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は坂東牧場。戦績は、中央障害2戦0勝、地方34戦10勝2着5回。2022年の川崎マイラーズ(地方重賞)に勝利した他、2022年の川崎マイラーズ(S3)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

田中淳司厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2019年）

6月6日、デビュー戦は阪野学騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。馬体重は492kg。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、イッキカセイに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

6月26日、中2週で迎えた2戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で阪野学騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

8月15日、中6週で迎えた3戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサンオブロジータを上がり3位タイの末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

9月5日、中2週で迎えた4戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ5（門別ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦1勝）。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

10月3日、中3週で迎えた5戦目は、2歳地方重賞のサンライズカップ（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（2戦1勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

3歳（2020年）

2月5日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のダンスポケットに5馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

3月18日、中5週で迎えた7戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、3歳S2の京浜盃（大井ダート1700m 晴/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

4月10日、中2週で迎えた8戦目は、3歳戦のマーガレット特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のナックファラオをハナ差振り切って3勝目をマークした。

5月19日、中5週で迎えた9戦目は、3歳オープンの優駿スプリントトライアル（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（2戦1勝）。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、勝ったカプリフレイバーに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

6月23日、中4週で迎えた10戦目は、3歳S2の優駿スプリント（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で本田正重騎手（3戦1勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚にキレが無く10着に敗れた。

7月31日、中4週で迎えた11戦目は、柿の木坂賞（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で本田正重騎手（4戦1勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るモリノブレイクを交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月16日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた12戦目は、サンタアニタウィーク賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で本田正重騎手（5戦2勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、勝ったトドビエンに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

12月28日、中5週で迎えた13戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、ラストトゥインクル賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

4歳（2021年）

1月28日、中3週で迎えた14戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、ジャニュアリースター賞（川崎ダート1600m 雨/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では物凄い伸び脚で驀進したが、ユイノチョッパーに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

3月10日、中5週で迎えた15戦目は、スプリングタイム賞（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は本田正重騎手（6戦2勝）。15頭立ての4番人気で16番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘志でバテることなく粘り続けて、最後は2着のリコーシーウルフに1馬身1/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

4月20日、中5週で迎えた16戦目は、スパーキングマイラーズチャレンジ（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（7戦3勝）。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。先手を取り、若干緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のヨンクに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

5月26日、中4週で迎えた17戦目は、S3の川崎マイラーズ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（8戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

7月29日、中8週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた18戦目は、スパーキングサマーチャレンジ（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で本田正重騎手（9戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ形となり、ミドルペースで一団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

9月1日、中4週で迎えた19戦目は、フリオーソレジェンドカップ（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のゴーマイウェイに1馬身の差をつけて7勝目を獲得した。

12月16日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から25kg増やして迎えた20戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、麻生オープン（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

5歳（2022年）

1月2日、中1週で迎えた21戦目は、大師オープン（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（2戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

2月15日、中5週で迎えた22戦目は、ハートビートレイン（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（3戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はデアフルーグと並んで2着同着となった。

4月5日、中6週で迎えた23戦目は、スパーキングマイラーズチャレンジ（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は本田正重騎手（10戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のゴールドブラッドに5馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

5月18日、中5週で迎えた24戦目は、S3の川崎マイラーズ（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（11戦5勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のゴールドホイヤーに2馬身の差をつけて制した。

8月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた25戦目は、高津オープン（川崎ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で本田正重騎手（12戦6勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のワールドリングに1馬身の差をつけて順当に勝利した。

8月25日、中2週で迎えた26戦目は、S3のスパーキングサマーカップ（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で本田正重騎手（13戦7勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

9月20日、中3週で迎えた27戦目は、武蔵野オープン（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で本田正重騎手（14戦7勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて8着に敗れた。

11月2日、中5週で迎えた28戦目は、ハンデS3のサンタアニタトロフィー（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で本田正重騎手（15戦7勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は減速してしまい12着に敗れた。

6歳（2023年）

2月2日、約3か月の休み明けで迎えた29戦目は、新原周馬騎手を鞍上に迎えて、多摩川オープン（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

2月16日、中1週で迎えた30戦目は、梅花賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は本田正重騎手（16戦7勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

4月13日、中7週で迎えた31戦目は、柏の葉オープン（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（17戦7勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい7着に敗れた。

5月17日、中4週で迎えた32戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、S3の川崎マイラーズ（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい8着に終わった。

8月23日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた33戦目は、S3のスパーキングサマーカップ（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は本田正重騎手（18戦7勝）。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

9月28日、中4週で迎えた34戦目は、千葉ダート1800（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（19戦7勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、若干遅いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に終わった。

7歳（2024年）

1月13日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた35戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。12着に終わった。

4月7日、約3か月の間隔を開けて迎えた36戦目は、江田勇亮騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。競走中止となった。

2024年4月18日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。