ヴィラビアンカ（1989年生、母アスコツトローズ）

ヴィラビアンカ（1989年3月29日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のクリスタルパレス（当時15歳）と交配したアスコツトローズが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は五十嵐藤夫。戦績は、中央平地9戦0勝、地方14戦2勝。主な勝ち鞍は1991年の中京盃。

経歴

デビュー前

山本敏男厩舎（名古屋）へ入厩。

2歳（1991年）

8月21日、デビュー戦は太田幸太郎騎手を鞍上に据えて、馬体重は392kg。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のオーシャンパークに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月23日、中4週で迎えた2戦目は、鞍上は2戦連続で太田幸太郎騎手（1戦1勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。3着に敗れた。

10月6日、中1週で迎えた3戦目は、2歳戦の中京盃（中京(地)芝1200m 雨/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で太田幸太郎騎手（2戦1勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のプリティレーベルに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月1日、中7週で迎えた4戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳G1の阪神3歳牝馬ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。15頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた5戦目は、2歳オープンの中京3歳ステークス（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に終わった。

3歳（1992年）

2月2日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、牝馬限定4歳500万下の寒桜賞（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場なく11着に終わった。

3月7日、中4週で迎えた7戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンのアネモネステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

3月22日、中1週で迎えた8戦目は、丸山勝秀騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G2の報知杯4歳牝馬特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はガス欠状態になり14着に終わった。

11月8日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた9戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の逢坂山特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚色が衰えて14着に終わった。

11月29日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

4歳（1993年）

2月20日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

3月13日、中2週で迎えた12戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

5月5日、中7週で迎えた13戦目は、阿部正義騎手を鞍上に迎えて、一般B2イ（三条ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月31日、中3週で迎えた14戦目は、一般B2イ（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部正義騎手（1戦0勝）。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月30日、中8週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた15戦目は、一般B1ロ（三条ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で阿部正義騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月19日、中2週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた16戦目は、五十嵐剛紹騎手を鞍上に迎えて、一般B1ロ（三条ダート1600m 曇/稍重）に出走。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月16日、中3週で迎えた17戦目は、一般B2イ（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は阿部正義騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月23日、連闘で迎えた18戦目は、一般B1ハ（新潟(地)ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部正義騎手（4戦0勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた19戦目は、一般B2イ（新潟(地)ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で阿部正義騎手（5戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた20戦目は、一般B1ロ（新潟(地)ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で阿部正義騎手（6戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

11月1日、連闘で迎えた21戦目は、根岸良昌騎手を鞍上に迎えて、一般B1ロ（新潟(地)ダート1700m 雨/不良）に出走。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた22戦目は、一般B2イ（新潟(地)ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は阿部正義騎手（7戦0勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月27日、中1週で迎えた23戦目は、一般B2ロ（新潟(地)ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部正義騎手（8戦0勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。