ビコーピリラニ（2010年生、母ビコーソフィア）

ビコーピリラニ（2010年2月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋楽園（ハワイ語）」。毛色は栗毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時9歳）と交配したビコーソフィアが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は高柳隆男。戦績は、中央平地9戦0勝、中央障害22戦1勝2着1回、地方1戦0勝。2015年の小倉サマージャンプ(JG3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

鹿戸明厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

12月1日、デビュー戦は太宰啓介騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は470kg。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に終わった。

12月23日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず13着に終わった。

3歳（2013年）

1月13日、中2週で迎えた3戦目は、佐久間寛志騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。

2月3日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

3月2日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は佐久間寛志騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

3月23日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐久間寛志騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

5月5日、中5週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐久間寛志騎手（3戦0勝）。18頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

6月9日、中4週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐久間寛志騎手（4戦0勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

7月21日、中5週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐久間寛志騎手（5戦0勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

8月20日、中3週で迎えた10戦目は、3歳戦の能登禄剛崎賞（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で佐久間寛志騎手（6戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性のガッツでゴールまで力闘したが、3着に終わった。

9月29日、中5週で迎えた11戦目は、田村太雅騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月19日、中2週で迎えた12戦目は、黒岩悠騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月23日、中4週で迎えた13戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は田村太雅騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月23日、中3週で迎えた14戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で田村太雅騎手（2戦0勝）。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のテイエムドンマイをクビ差制して待望の初勝利を挙げた。

4歳（2014年）

1月11日、中2週で迎えた15戦目は、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で田村太雅騎手（3戦1勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。競走中止となった。

2月1日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、牛若丸ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で田村太雅騎手（4戦1勝）。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月18日、約8か月半の休み明けで迎えた17戦目は、障害3歳以上オープン（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田村太雅騎手（5戦1勝）。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月15日、中3週で迎えた18戦目は、障害3歳以上オープン（福島障害芝2800m 小雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で田村太雅騎手（6戦1勝）。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。5着に入り込んだ。

12月13日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた19戦目は、障害3歳以上オープン（中京障害芝3300m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で田村太雅騎手（7戦1勝）。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。10着に終わった。

5歳（2015年）

3月8日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から20kg絞って迎えた20戦目は、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 小雨）に出走。鞍上は8戦連続で田村太雅騎手（8戦1勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

3月29日、中2週で迎えた21戦目は、ペガサスジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で田村太雅騎手（9戦1勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

4月18日、中2週で迎えた22戦目は、J・G1の中山グランドジャンプ（中山障害芝4250m 外回り晴/良）に63kgの斤量を背負って出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は10戦連続で田村太雅騎手（10戦1勝）。15頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

8月1日、約3か月半の休養明けで迎えた23戦目は、J・G3の小倉サマージャンプ（小倉障害芝3390m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で田村太雅騎手（11戦1勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったアップトゥデイトから1馬身1/4差の2着となった。

9月5日、中4週で迎えた24戦目は、障害3歳以上オープン（小倉障害芝2900m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で田村太雅騎手（12戦1勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。9着に敗れた。

6歳（2016年）

2月21日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた25戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は13戦連続で田村太雅騎手（13戦1勝）。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。12着に終わった。

3月26日、中4週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた26戦目は、ペガサスジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で田村太雅騎手（14戦1勝）。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

4月16日、中2週で迎えた27戦目は、J・G1の中山グランドジャンプ（中山障害芝4250m 外回り曇/良）に63kgの斤量を背負って出走。鞍上は15戦連続で田村太雅騎手（15戦1勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月25日、中9週で迎えた28戦目は、J・G3の東京ジャンプステークス（東京障害芝3110m 曇/稍重）に出走。鞍上は16戦連続で田村太雅騎手（16戦1勝）。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

7歳（2017年）

7月29日、約13か月半の休養明けで迎えた29戦目は、J・G3の小倉サマージャンプ（小倉障害芝3390m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で田村太雅騎手（17戦1勝）。14頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。

10月8日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた30戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は18戦連続で田村太雅騎手（18戦1勝）。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月26日、中6週で迎えた31戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は佐久間寛志騎手（7戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。8着に敗れた。

12月23日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた32戦目は、J・G1の中山大障害（中山障害芝4100m 晴/良）に63kgの斤量を背負って出走。鞍上は田村太雅騎手（19戦1勝）。15頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。13着に終わった。