フリートオブフット（2019年生、母シーイズトウショウ）

フリートオブフット（2019年4月16日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「俊足。短距離で活躍した本馬の血統より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のキンシャサノキセキ（当時16歳）と交配したシーイズトウショウが20歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2021年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額2,000万円（4万×500口）で一口馬主が募集された。

奥村武厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

6月19日、デビュー戦は横山武史騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（札幌芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は442kg。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

8月15日、中7週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山武史騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のジョーブリッランテに1馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

9月25日、中5週で迎えた3戦目は、2歳オープンのカンナステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山武史騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

3歳（2022年）

1月29日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、3歳オープンのクロッカスステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山武史騎手（3戦1勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き6着に終わった。

3月26日、中7週で迎えた5戦目は、3歳1勝クラス（中山芝1200m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で横山武史騎手（4戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に敗れた。

6月19日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で横山武史騎手（5戦1勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

7月9日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で横山武史騎手（6戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

8月28日、中6週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラスの小樽特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で横山武史騎手（7戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

10月15日、中6週で迎えた9戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの十日町特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったウィリンにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

11月13日、中3週で迎えた10戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では強烈な末脚を爆発させて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のテンメジャーガールに1馬身1/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

4歳（2023年）

3月11日、約4か月の休み明けで迎えた11戦目は、4歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原明良騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

5月20日、中9週で迎えた12戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの大日岳特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず9着に敗れた。

7月22日、中8週で迎えた13戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの郡山特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

9月30日、中9週で迎えた14戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの勝浦特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず10着に終わった。

12月2日、中8週で迎えた15戦目は、3歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は横山武史騎手（8戦1勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

5歳（2024年）

2月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた16戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

3月17日、中3週で迎えた17戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの熱田特別（中京芝1400m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

5月4日、中6週で迎えた18戦目は、4歳以上2勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は荻野極騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

7月7日、中8週で迎えた19戦目は、3歳以上2勝クラスの耶馬渓特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で荻野極騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

11月3日、約4か月の休養明けで迎えた20戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。