バロッサバレー（2003年生、母エイボン）

バロッサバレー（2003年2月28日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「オーストラリアのワインの産地」。毛色は鹿毛。種牡馬のアフリート（当時19歳）と交配したエイボンが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、中央平地10戦0勝、地方6戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2007年の3歳以上D3四。

経歴

デビュー前

角居勝彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

9月24日、デビュー戦は安藤勝己騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

3歳（2006年）

2月19日、約5か月の休養明けで迎えた2戦目は、M.モンテリーゾ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では見所を作れず13着に敗れた。

3月5日、中1週で迎えた3戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びあぐねて15着に終わった。

3月26日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い脚を使えず17着に敗れた。

6月18日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/稍重）に出走。18頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが鈍く15着に終わった。

7月1日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は川田将雅騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

8月6日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（4戦0勝）。18頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

8月27日、中2週で迎えた9戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

9月9日、中1週で迎えた10戦目は、L.イネス騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり15着に敗れた。

4歳（2007年）

2月12日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上D5二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したシルクサミットを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

3月7日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上D6四（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のニットウワカバに5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

3月22日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上D5三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のフィドゥーチャをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

11月20日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上D3四（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中学騎手（3戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のモストロハーバーに7馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

12月5日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上D1四（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中学騎手（4戦3勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく5着に敗れた。

5歳（2008年）

1月9日、中4週で迎えた16戦目は、4歳以上D3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中学騎手（5戦3勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたルクラージュ決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。