マクログリペン（2005年生、母ケリーリング）

マクログリペン（2005年3月14日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のCape Cross（当時11歳）と交配したケリーリングが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム（有）。戦績は、地方32戦9勝2着5回。主な勝ち鞍は2010年の涼風特別(一般C1一)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ダーレー・ジャパンから「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場され、東森茂によって945万円で落札された。

坂本昇厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2007年）

10月25日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は453kg。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の強靭な心肺能力で最後まで崩れずに走り抜いたが、勝ったスーパーミッションに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

12月4日、中5週で迎えた2戦目は、2歳（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

12月21日、中1週で迎えた3戦目は、2歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したビービーピースを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

3歳（2008年）

1月8日、中2週で迎えた4戦目は、3歳（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

2月5日、中3週で迎えた5戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 晴/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に敗れた。

3月4日、中3週で迎えた6戦目は、3歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。

6月16日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、沢田龍哉騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1500m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

12月9日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から7kg絞って迎えた8戦目は、3歳（船橋ダート1200m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で沢田龍哉騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では賦性の勝負根性でゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

4歳（2009年）

1月8日、中3週で迎えた9戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、4歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

2月5日、中3週で迎えた10戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は一杯になって9着に敗れた。

3月9日、中4週で迎えた11戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、4歳（船橋ダート1500m 曇/重）に出走。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、リノーンマイアにアタマ差交わされて2着に惜敗した。

4月3日、中3週で迎えた12戦目は、一般C3一ア（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るスウィフトロードを上がり1位タイの末脚で半馬身差し切って待望の初白星を挙げた。

9月24日、約6か月の休養明けで迎えた13戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、一般C3二イ（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

10月14日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた14戦目は、一般C3二（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、抜け出したササノトッキーにアタマ差届かず2着に甘んじた。

10月30日、中1週で迎えた15戦目は、一般C3一二ア（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のキングバイパーに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月19日、中2週で迎えた16戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十（船橋ダート1600m 雨/重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

12月11日、中2週で迎えた17戦目は、一般C2九十（船橋ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（5戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

12月25日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2十十一（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（6戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したビッグサマーライトにアタマ差届かず2着に甘んじた。

5歳（2010年）

1月15日、中2週で迎えた19戦目は、一般C3一二イ（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（7戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るコアレスバロンを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って先頭ゴールを果たした。

2月19日、中4週で迎えた20戦目は、一般C3一二ア（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（8戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

3月12日、中2週で迎えた21戦目は、一般C3一二ア（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で今野忠成騎手（9戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のビッグサマーライトに2馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

3月25日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2十三（浦和ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で今野忠成騎手（10戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のインファティックに3馬身の差をつけて5勝目をマークした。

4月13日、中2週で迎えた23戦目は、一般C2五六（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で今野忠成騎手（11戦5勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るトーセンメロディを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って6勝目を掴み取った。

5月4日、中2週で迎えた24戦目は、豊四季特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で今野忠成騎手（12戦6勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のメガボルケーノに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

5月27日、中2週で迎えた25戦目は、行田足袋のまち賞（浦和ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で今野忠成騎手（13戦7勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のスマートループに3馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

6月16日、中2週で迎えた26戦目は、涼風特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で今野忠成騎手（14戦8勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のアラタカをアタマ差振り切って獅子奮迅の6連勝を決めた。

7月11日、中3週で迎えた27戦目は、東京サマーランド賞（大井ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で今野忠成騎手（15戦9勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7歳（2012年）

4月15日、約21か月半の休み明けで迎えた28戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、赤松杯（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

5月14日、中3週で迎えた29戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、馬淵川レース（水沢ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた30戦目は、雪笹レース（盛岡ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菅原俊吏騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた31戦目は、早池峰賞（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原俊吏騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

6月23日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた32戦目は、種山ヶ原レース（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原俊吏騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。