レディードリー（2016年生、母スリリングヴィクトリー）

レディードリー（2016年2月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「淑女+人名より」。毛色は青鹿毛。種牡馬のキンシャサノキセキ（当時13歳）と交配したスリリングヴィクトリーが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は秋田牧場。主な勝ち鞍は2018年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、秋田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって324万円で落札された。2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、小林博雄によって885.6万円で落札された。

伊藤正徳厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

6月17日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は426kg。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

7月28日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（新潟芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

9月17日、中6週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に敗れた。

10月7日、中2週で迎えた4戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で16番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた10頭をごぼう抜きし、最後は2着のエスプランデルに3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

10月27日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定2歳G3のアルテミスステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦1勝）。15頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

11月25日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、2歳500万下のベゴニア賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で三浦皇成騎手（2戦1勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に終わった。

3歳（2019年）

1月12日、中6週で迎えた7戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のフェアリーステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

2月2日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳500万下の春菜賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に敗れた。

2月16日、中1週で迎えた9戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

6月2日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

6月16日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（2戦0勝）。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に敗れた。

7月27日、中5週で迎えた12戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝1600m 外回り曇/良）に49kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に敗れた。

9月1日、中4週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟芝1600m 外回り晴/良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

9月22日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラス（中山芝1600m 外回り曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で藤田菜七子騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に敗れた。

10月27日、中4週で迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（3戦1勝）。18頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に敗れた。

4歳（2020年）

1月25日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、4歳以上1勝クラス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

2月15日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上1勝クラス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、抜け出したヘイワノツカイにハナ差届かず2着となった。

5月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた18戦目は、4歳以上1勝クラス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（4戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

5月17日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上1勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田善臣騎手（5戦0勝）。17頭立ての5番人気で16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が冴えず最後はストームウォリアーと並んで9着同着となった。

6月14日、中3週で迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（東京芝1600m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田善臣騎手（6戦0勝）。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

10月10日、約4か月の休み明けで迎えた21戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝1400m 雨/不良）に出走。17頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

11月1日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（7戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に終わった。

11月21日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（3戦0勝）。18頭立ての8番人気で16番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では切れる脚を使えず16着に敗れた。

5歳（2021年）

2月14日、約3か月の間隔を開けて迎えた24戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（東京芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はガス欠状態になり10着に終わった。

3月6日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上1勝クラス（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は一杯になって14着に終わった。

4月4日、中3週で迎えた26戦目は、4歳以上2勝クラスの両国特別（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡巧也騎手（2戦0勝）。15頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

6月6日、中8週で迎えた27戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で木幡巧也騎手（3戦0勝）。18頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら16番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず7着に敗れた。

6月26日、中2週で迎えた28戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で木幡巧也騎手（4戦0勝）。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

9月26日、約3か月の休養明けで迎えた29戦目は、3歳以上1勝クラス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で木幡巧也騎手（5戦0勝）。15頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

11月20日、中7週で迎えた30戦目は、3歳以上1勝クラス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（8戦0勝）。18頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

2021年11月27日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。