ケルナーカーニバル（2007年生、母プリンセスローマン）

ケルナーカーニバル（2007年4月30日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアドマイヤボス（当時10歳）と交配したプリンセスローマンが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は大典牧場（有）。戦績は、地方14戦2勝2着4回。2010年の東京プリンセス賞(牝S1)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、大典牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

林和弘厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2009年）

7月14日、デビュー戦は山口竜一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は484kg。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったモエレアゲイトに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

7月23日、連闘で迎えた2戦目は、2歳戦のルーキーチャレンジ（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、3着に終わった。

8月20日、中3週で迎えた3戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 雨/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、3着に終わった。

9月10日、中2週で迎えた4戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

9月23日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上俊彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、抜け出したコンボイを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

10月7日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で井上俊彦騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、勝ったガッツボーイに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

12月15日、中9週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、2歳（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、別次元の末脚を爆発させて、最後は2着のシナノタイヨーに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2010年）

1月1日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦の福寿草特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦1勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったラムセスジュベリーに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

1月21日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳オープンの’10桃花賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

4月1日、中9週で迎えた10戦目は、3歳戦の山桜特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で町田直希騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

4月20日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で町田直希騎手（4戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るハーミアを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って2勝目を手にした。

5月20日、中3週で迎えた12戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳S1の東京プリンセス賞（大井ダート1800m 雨/不良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6月16日、中3週で迎えた13戦目は、Jpn2の天馬賞（川崎ダート2100m 晴/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は町田直希騎手（5戦2勝）。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着に入り込んだ。

10月25日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、牝馬限定3歳戦のサルビアカップ（川崎ダート2000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（6戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。