ガウル（2015年生、母カブリオレ）
Gaur
2015.05.12
ガウル（2015年5月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「世界最大級の野牛」。毛色は鹿毛。種牡馬のキンシャサノキセキ（当時12歳）と交配したカブリオレが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は株式会社 ミリオンファーム。主な勝ち鞍は2019年の4歳以上500万下。
経歴
デビュー前
1歳のとき、ミリオンファームから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、吉澤ステーブルによって734.4万円で落札された。
庄野靖志厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（2017年）
10月7日、デビュー戦は加藤祥太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 曇/重）に出走。馬体重は480kg。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい8着に敗れた。
10月14日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤祥太騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったラブカンプーに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。
11月12日、中3週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた3戦目は、2歳未勝利（福島ダート1150m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で加藤祥太騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のヴォルフスブルクに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。
12月17日、中4週で迎えた4戦目は、2歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤祥太騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで敢闘したが、メイショウヒサカタに交わされて1馬身1/4差の2着となった。
3歳（2018年）
3月11日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、3歳500万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で加藤祥太騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。
4月1日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で加藤祥太騎手（5戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、緩みのないペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。
8月18日、約4か月半の休み明けで迎えた7戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。
9月8日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1400m 雨/重）に出走。鞍上は加藤祥太騎手（6戦1勝）。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始11番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く15着に敗れた。
11月4日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤祥太騎手（7戦1勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に敗れた。
4歳（2019年）
2月9日、約3か月の休養明けで迎えた10戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 小雨/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったデザートストームにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。
3月3日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川又賢治騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。先頭に立ち、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の敢闘精神で渋太く粘り込んで、最後は2着のバルコラベーロをクビ差振り切って制した。
4月13日、中5週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下のラジオ福島賞（福島ダート1150m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で川又賢治騎手（2戦1勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着を確保した。
7月7日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（函館ダート1000m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。
8月3日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラスの桑園特別（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は加藤祥太騎手（8戦1勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい10着に終わった。
12月1日、約4か月の休み明けで迎えた15戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は川又賢治騎手（3戦1勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。端を取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて14着に終わった。
5歳（2020年）
2月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた16戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（京都ダート1200m 雨/重）に出走。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。
3月1日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は川又賢治騎手（4戦1勝）。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。
5月24日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの火打山特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたスズカモナミ決め手に屈してアタマ差の2着に惜敗した。
6月6日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた19戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で団野大成騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に敗れた。
6歳（2021年）
9月22日、約16か月の休み明けで迎えた20戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、エキサイティングリレーファイナル賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。
11月5日、中5週で迎えた21戦目は、デイリースポーツ賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。
12月8日、中4週で迎えた22戦目は、冬木立賞（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい11着に敗れた。
12月29日、中2週で迎えた23戦目は、フジテレビ賞（大井ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。
デビュー前
1歳のとき、ミリオンファームから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、吉澤ステーブルによって734.4万円で落札された。
福永敏厩舎（大井）へ入厩。
7歳（2022年）
4月20日、約3か月半の休養明けで迎えた24戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、一般B2三（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく7着に敗れた。