ゴーステディ（1997年生、母ケイティーズファースト）

ゴーステディ（1997年4月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトニービン（当時14歳）と交配したケイティーズファーストが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地26戦6勝2着1回。2002年の中山金杯(ハンデG3)で3着に入った他、2003年の関屋記念(G3)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

大久保洋吉厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2000年）

1月29日、デビュー戦は吉田豊騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は506kg。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。

9月2日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、4歳以上500万下の里見特別（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。17頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はバタバタになってしまい17着に敗れた。

10月1日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた3戦目は、4歳未勝利（福島芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のトーホウスペシャルに4馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

10月22日、中2週で迎えた4戦目は、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（3戦1勝）。18頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が悪くなり18着に終わった。

11月11日、中2週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田豊騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のタイキミッションに1馬身3/4の差をつけて勝利を手に入れた。

12月10日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、4歳以上900万下の香取特別（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田豊騎手（5戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月23日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた7戦目は、4歳以上900万下の初霜特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉田豊騎手（6戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

4歳（2001年）

1月13日、中2週で迎えた8戦目は、ニューイヤーステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉田豊騎手（7戦2勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

2月4日、中2週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の節分賞（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で吉田豊騎手（8戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には届かず8着に敗れた。

8月5日、約6か月の休養明けで迎えた10戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で吉田豊騎手（9戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のフライトソングに1馬身3/4の差をつけて休養明け初戦をモノにした。

9月2日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の魚野川特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で吉田豊騎手（10戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして、最後は2着のウイニングワールドを半馬身振り切って4勝目をつかんだ。

9月29日、中3週で迎えた12戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の加治川特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを取り切り、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の気力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のダイワバーミンガムを半馬身振り切って順当に勝利した。

10月28日、中3週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の白秋ステークス（東京芝1600m 雨/重）に出走。鞍上は吉田豊騎手（11戦4勝）。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

11月24日、中3週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のウェルカムステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（12戦4勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、緩やかなペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

5歳（2002年）

1月5日、中5週で迎えた15戦目は、ハンデG3の中山金杯（東京芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（13戦4勝）。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の闘争心でゴールまで力戦し、3着に入った。

2月2日、中3週で迎えた16戦目は、白富士ステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（14戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、伸びてきたコイントス決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

2月24日、中2週で迎えた17戦目は、G2の中山記念（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田豊騎手（15戦4勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり12着に敗れた。

8月18日、約6か月の休み明けで迎えた18戦目は、G2の札幌記念（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田豊騎手（16戦4勝）。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。敢然と端をきり、リードを2馬身以上キープして、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい7着に終わった。

9月8日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上1600万下の日本海ステークス（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で吉田豊騎手（17戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきる形となり、後続との差を2馬身以上キープして、極端なスローペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエイシンハリマオーに4馬身の差をつけて6勝目を掴み取った。

9月22日、中1週で迎えた20戦目は、G2のオールカマー（新潟芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉田豊騎手（18戦5勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい6着に敗れた。

10月27日、中4週で迎えた21戦目は、G1の天皇賞（秋）（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で吉田豊騎手（19戦5勝）。18頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、ゆったりとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい18着に終わった。

12月8日、中5週で迎えた22戦目は、ハンデG3の鳴尾記念（阪神芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は10戦連続で吉田豊騎手（20戦5勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ハナを取り切り、後続を2馬身以上離して、ミドルペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて16着に敗れた。

6歳（2003年）

8月3日、約8か月の休養明けで迎えた23戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、G3の関屋記念（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、4着に入った。

8月31日、中3週で迎えた24戦目は、ハンデG3の新潟記念（新潟芝2000m 外回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（1戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ハナに立ち、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり11着に敗れた。

10月12日、中5週で迎えた25戦目は、G2の毎日王冠（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は吉田豊騎手（21戦5勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

11月2日、中2週で迎えた26戦目は、G1の天皇賞（秋）（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（22戦5勝）。18頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり18着に終わった。