アマルフィターナ（2007年生、母ホワットケイティーディド）

アマルフィターナ（2007年3月24日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「イタリア、ソレントからサレルノまでの海岸名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシンボリクリスエス（当時8歳）と交配したホワットケイティーディドが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地12戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2010年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

12歳のとき、ノーザンファームから「ノーザンファーム繁殖牝馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、ヒポファイル・ブラッドストックによって1,155万円で落札された。

キャロットクラブにて総額2,200万円（5.5万×400口）で一口馬主が募集された。

平田修厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2010年）

2月7日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は452kg。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。前に出て、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、ヤマニンソルファに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

4月11日、中8週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のヒーローを半馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

4歳（2011年）

7月17日、約15か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（函館芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に終わった。

5歳（2012年）

1月28日、約6か月半の休養明けで迎えた4戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の日田特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

3月24日、中7週で迎えた5戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場なく13着に敗れた。

5月13日、中6週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

7月15日、中8週で迎えた7戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の志摩特別（中京芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての5番人気で16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して4番手で通過。直線では最後まで息が続かず12着に敗れた。

9月2日、中6週で迎えた8戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月22日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は国分優作騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮し、4着に入った。

10月20日、中3週で迎えた10戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の寺泊特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず12着に敗れた。

6歳（2013年）

3月3日、約4か月半の休み明けで迎えた11戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

3月23日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下の豊橋特別（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、伸びてきたナスノシベリウス決め手に屈してクビ差の2着となった。