ジャックハヤブサ（2001年生、母アンフィニィ）

ジャックハヤブサ（2001年4月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋隼のように速く」。毛色は鹿毛。種牡馬のトワイニング（当時10歳）と交配したアンフィニィが20歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）ケイアイファーム。戦績は、中央平地18戦0勝、地方13戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2005年の3歳以上B1。

経歴

デビュー前

伊藤正徳厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

6月29日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は412kg。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

7月12日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に終わった。

3歳（2004年）

1月18日、約6か月半の休み明けで迎えた3戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では決め手が足りず15着に終わった。

5月9日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1400m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦し、最後はバイタルエリアと並んで4着同着となった。

5月23日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず10着に敗れた。

6月19日、中3週で迎えた6戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

7月17日、中3週で迎えた7戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り雨/重）に出走。18頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着に入った。

8月7日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（2戦0勝）。18頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を発揮し、3着に入った。

8月28日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（3戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて16番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

9月25日、中3週で迎えた10戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1800m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

10月18日、中2週で迎えた11戦目は、佐々木忍騎手を鞍上に迎えて、一般B1 B2（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた12戦目は、一般B2（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木忍騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた13戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、寒風山特別（水沢ダート1600m 小雨/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったアリアンロッドからクビ差の2着に惜敗した。

11月28日、中1週で迎えた14戦目は、3歳地方重賞の阿久利黒賞（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は佐々木忍騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず4着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた15戦目は、ディセンバーカップ（水沢ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木忍騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。3着に入った。

12月30日、中2週で迎えた16戦目は、銀嶺特別（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木忍騎手（4戦0勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

4歳（2005年）

4月9日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、一般A2（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木忍騎手（5戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

5月5日、中3週で迎えた18戦目は、一般A2（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐々木忍騎手（6戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず5着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた19戦目は、FM岩手杯（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐々木忍騎手（7戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた20戦目は、一般A2（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で佐々木忍騎手（8戦0勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

6月19日、中1週で迎えた21戦目は、一般A2（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で佐々木忍騎手（9戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。

7月16日、中3週で迎えた22戦目は、ふみづき賞（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で佐々木忍騎手（10戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

8月27日、中5週で迎えた23戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のザビッグマシンを3/4馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

5歳（2006年）

4月8日、約7か月半の休養明けで迎えた24戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

4月30日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に敗れた。

7月15日、中8週で迎えた27戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で武士沢友治騎手（3戦0勝）。18頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず最後はスペシャルリーズンと並んで14着同着となった。

8月20日、中4週で迎えた28戦目は、3歳以上500万下の古町特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で武士沢友治騎手（4戦0勝）。17頭立ての17番人気で14番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に終わった。

9月9日、中2週で迎えた29戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の汐留特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず13着に終わった。

11月5日、中7週で迎えた30戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で16番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

12月17日、中5週で迎えた31戦目は、梶晃啓騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の恵那特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始13番手を追走。直線では末脚がパッとせず15着に終わった。