ランスルーザターフ（1995年生、母ヤマトシヤルダン）

ランスルーザターフ（1995年5月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のオグリキャップ（当時10歳）と交配したヤマトシヤルダンが23歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は様似渡辺牧場。戦績は、中央平地23戦3勝2着2回、中央障害6戦1勝、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は1998年の布引特別(500万下)。

経歴

デビュー前

瀬戸口勉厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1998年）

1月5日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都ダート1800m 曇/重）に出走。馬体重は490kg。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず7着に終わった。

1月17日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はマッドマックスと並んで1着同着となった。

2月8日、中2週で迎えた3戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のきさらぎ賞（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

3月1日、中2週で迎えた4戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のふきのとう特別（中京芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、4着に入った。

3月22日、中2週で迎えた5戦目は、4歳500万下のフリージア賞（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

4月11日、中2週で迎えた6戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のひなぎく賞（中京芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入った。

5月10日、中3週で迎えた7戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5月31日、中2週で迎えた8戦目は、4歳500万下のガーベラ賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったジェイズブギーにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

6月14日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた9戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のほうせんか賞（東京芝2000m 雨/不良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して先頭で通過。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

7月11日、中3週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた10戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の露草賞（阪神ダート1800m 雨/不良）に出走。11頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

8月8日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の戎橋特別（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

8月23日、中1週で迎えた12戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の河原町特別（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。端をきり、非常に緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、レッドハピネスにクビ差交わされて2着に惜敗した。

9月12日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下の能勢特別（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下の布引特別（阪神芝2500m 雨/稍重）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を奪い、リードを2馬身以上キープして、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のタヤスメドウを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

10月18日、中2週で迎えた15戦目は、3歳G2の京都新聞杯（京都芝2200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は石橋守騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。

11月7日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下の北大路特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

4歳（1999年）

6月19日、約7か月半の休み明けで迎えた17戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神芝2000m 雨/不良）に出走。15頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

7月3日、中1週で迎えた18戦目は、5歳以上900万下の三木特別（阪神芝2000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に敗れた。

10月10日、約3か月半の休養明けで迎えた19戦目は、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（2戦0勝）。18頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に敗れた。

10月23日、中1週で迎えた20戦目は、武英智騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

11月14日、中2週で迎えた21戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。敢然と端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて、最後は2着のスペキュレーションに2馬身半の差をつけて優勝

12月4日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦1勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。

12月18日、中1週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の猪名川特別（阪神芝2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は福永祐一騎手（3戦0勝）。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。

5歳（2000年）

1月30日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、西谷誠騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。7着に敗れた。

2月5日、連闘で迎えた25戦目は、障害5歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で西谷誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のマジックシンガーに1馬身1/4の差をつけて4勝目を手にした。

3月11日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた26戦目は、J・G2の阪神スプリングジャンプ（阪神障害芝3900m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で西谷誠騎手（2戦1勝）。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。

6歳（2001年）

3月3日、約12か月の休養明けで馬体重を前走から10kg戻して迎えた27戦目は、穂苅寿彦騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 曇）に出走。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。11着に敗れた。

3月24日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた28戦目は、ペガサスジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で穂苅寿彦騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

4月14日、中2週で迎えた29戦目は、J・G1の中山グランドジャンプ（中山障害芝4250m 外回り曇/良）に63.5kgの斤量を背負って出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で穂苅寿彦騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。競走中止となった。

7歳（2002年）

4月13日、約12か月の休養明けで迎えた30戦目は、千葉淳志騎手を鞍上に迎えて、一般A1（水沢ダート1800m 曇/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。