エプソムシンガー（1997年生、母エプソムドリーム）

エプソムシンガー（1997年4月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のコマンダーインチーフ（当時7歳）と交配したエプソムドリームが13歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は辻和明。戦績は、中央平地28戦1勝2着2回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2000年の4歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

エプソム愛馬会にて総額2,200万円（11万×200口）で一口馬主が募集された。

岩城博俊厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1999年）

11月7日、デビュー戦は横山義行騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は480kg。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には届かず5着に終わった。

3歳（2000年）

3月19日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

4月9日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた3戦目は、池田鉄平騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に敗れた。

4月22日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は横山義行騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

5月7日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山義行騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

5月20日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で横山義行騎手（4戦0勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天資の闘争本能でゴールまで力戦し、5着を確保した。

6月11日、中2週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で横山義行騎手（5戦0勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったダテノプレストにねじ伏せられて6馬身差の2着となった。

6月25日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で横山義行騎手（6戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で横山義行騎手（7戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

7月29日、中2週で迎えた10戦目は、田村宏之騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

8月19日、中2週で迎えた11戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したケイアイマグナムに3/4馬身届かず2着となった。

9月9日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま精一杯の粘りで持ち堪えて、最後は2着のワイズドーターに1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2001年）

3月3日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（2戦1勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は力尽きて12着に終わった。

3月31日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 雪/不良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田豊騎手（3戦1勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく11着に敗れた。

4月22日、中2週で迎えた15戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に終わった。

5月6日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は池田鉄平騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

5月27日、中2週で迎えた17戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい14着に終わった。

7月1日、中4週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は横山義行騎手（8戦0勝）。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

9月5日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、オープス中郷開設8周年記念（新潟(地)ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月30日、中3週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（4戦1勝）。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

10月13日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた21戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（5戦1勝）。15頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田豊騎手（6戦1勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は減速してしまい12着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた23戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は加藤和宏騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に終わった。

11月24日、中1週で迎えた24戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた25戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和宏騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

5歳（2002年）

1月6日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤和宏騎手（4戦0勝）。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。

2月3日、中3週で迎えた27戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は横山義行騎手（9戦0勝）。15頭立ての13番人気で16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

3月2日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた28戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず13着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は加藤和宏騎手（5戦0勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場を作れず11着に終わった。