ムテキテイオー（1992年生、母キリワイス）

ムテキテイオー（1992年3月28日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はサラブレッド系で、毛色は栃栗毛。種牡馬のニッポーテイオー（当時9歳）と交配したキリワイスが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）本桐牧場。戦績は、中央平地12戦2勝2着5回。主な勝ち鞍は1996年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

坂口正大厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1994年）

11月5日、デビュー戦は田原成貴騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は466kg。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したベルカーロッタを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

11月20日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月3日、中1週で迎えた3戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1400m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきり、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は田原成貴騎手（2戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったマイティパワーに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。

3歳（1995年）

1月14日、中3週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

1月28日、中1週で迎えた6戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のタマビッグエックスに1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

2月25日、中3週で迎えた7戦目は、4歳500万下の雪割草特別（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は田原成貴騎手（4戦0勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて11着に終わった。

11月5日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた8戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では天賦の闘志でゴールまで勇戦し、4着を確保した。

11月25日、中2週で迎えた9戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、メイショウタイシに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

12月9日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、伸びてきたナムラソレイユ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

4歳（1996年）

11月24日、約11か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るミッドスプリングを別次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて休養明け初戦を制した。

12月15日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本康志騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では物凄い伸び脚を見せたが、カノヤセイランに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。