ダイシンソリッド（2010年生、母テレサザティーチャ）

ダイシンソリッド（2010年4月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋固体」。毛色は栗毛。種牡馬のネオユニヴァース（当時10歳）と交配したテレサザティーチャが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方24戦3勝2着6回。主な勝ち鞍は2015年の4歳以上C2一。

経歴

デビュー前

1歳のとき、グランド牧場から「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、グランド牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、大八木信行によって1,417.5万円で落札された。

平田修厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

12月24日、デビュー戦は藤懸貴志騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は468kg。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず14着に終わった。

3歳（2013年）

3月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

5月25日、中8週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で荻野琢真騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

6月16日、中2週で迎えた4戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず12着に終わった。

7月6日、中2週で迎えた5戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。15頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

8月11日、中4週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で岡田祥嗣騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

4歳（2014年）

3月4日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から27kg増やして迎えた7戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、抜け出したウォーターカラーにアタマ差届かず2着に甘んじた。

3月18日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のアイアイサッチャーをハナ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

4月11日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に敗れた。

4月22日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るモンサンスピカを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

5月5日、中1週で迎えた11戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、ちっちゃいおっさん大笑点（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、抜け出したサンライズムーンを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

5月29日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月18日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

7月9日、中2週で迎えた14戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（園田ダート1400m 雨/重）に出走。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

7月25日、中1週で迎えた15戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

8月15日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は田中学騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に敗れた。

11月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた18戦目は、瀬沢宙騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で瀬沢宙騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、勝ったベックに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

12月16日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上C2（園田ダート1230m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で瀬沢宙騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

5歳（2015年）

1月2日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で瀬沢宙騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅調な伸びを見せたが、伸びてきたマリアフィオーレ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

1月22日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で瀬沢宙騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、勝ったエアカーディナルに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

2月12日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で瀬沢宙騎手（5戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、3着に終わった。

3月17日、中4週で迎えた24戦目は、るぴなす賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で瀬沢宙騎手（6戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

4月9日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で瀬沢宙騎手（7戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で瀬沢宙騎手（8戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく5着に敗れた。

5月22日、中2週で迎えた27戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線に入ると、前で粘るスナークサリーを鮮やかな末脚でアタマ差だけ差し切ってファンの期待に応えた。

6月19日、中3週で迎えた28戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、ひめゆり賞（園田ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では逸出した伸び脚で急追したが、抜け出したテーオークリスエスを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

7月8日、中2週で迎えた29戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は川原正一騎手（4戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

7月30日、中2週で迎えた30戦目は、小谷周平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に敗れた。