カイロメッセージ（2020年生、母Denali Tizadream）

Cairo Message

2020.03.29

カイロメッセージ（2020年3月29日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のCairo Prince（当時9歳）と交配したDenali Tizadreamが9歳のときに産んだ仔が本馬である。主な勝ち鞍は2023年の北沢川賞。

経歴

デビュー前

森下淳平厩舎（大井）へ入厩。

3歳（2023年）

1月23日、デビュー戦は矢野貴之騎手を鞍上に据えて、3歳戦の北沢川賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は467kg。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るエゴラッピングを別次元の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

2月22日、中3週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた2戦目は、3歳戦の渋谷川賞（大井ダート1600m 内回り 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

8月2日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から15kg戻して迎えた3戦目は、3歳戦の日米フレンドシップ賞（大井ダート1600m 内回り 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリケアバンペイユに7馬身の差をつけて久々の一戦をモノにした。

8月16日、中1週で迎えた4戦目は、R.クアトロ騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1600m 内回り 曇/不良）に出走。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のマイキーマジックに3馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

12月29日、約4か月半の休み明けで迎えた5戦目は、仲冬特別（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（3戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。競走中止となった。