トーセンピュリニー（2006年生、母フォルナリーナ）

トーセンピュリニー（2006年4月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ワイン名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時9歳）と交配したフォルナリーナが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地10戦1勝2着1回、中央障害3戦0勝。主な勝ち鞍は2008年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

当歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、島川隆哉によって9,870万円で落札された。

藤原英昭厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

8月23日、デビュー戦は上村洋行騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は490kg。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて、最後は2着のラガーシーキングをアタマ差振り切って初勝利を挙げた。

3歳（2009年）

1月31日、約5か月半の休養明けで迎えた2戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝1400m 小雨/重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に敗れた。

2月28日、中3週で迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1400m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい10着に敗れた。

3月29日、中3週で迎えた4戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

5月3日、中4週で迎えた5戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮し、3着に入った。

8月23日、約3か月半の休養明けで迎えた6戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したアーリーアメリカンに半馬身届かず2着となった。

9月27日、中4週で迎えた7戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の巻機山特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に敗れた。

4歳（2010年）

5月16日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず11着に敗れた。

6月27日、中5週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた9戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい10着に敗れた。

7月10日、中1週で迎えた10戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/不良）に出走。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい9着に終わった。

9月11日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、穂苅寿彦騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月30日、中6週で迎えた12戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

12月19日、中6週で迎えた13戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。競走中止となった。