リンクアンサー（1986年生、母オオノヒバナ）

リンクアンサー（1986年3月11日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のノーザンアンサー（当時20歳）と交配したオオノヒバナが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）大野牧場。戦績は、中央平地13戦1勝2着1回、地方6戦5勝。主な勝ち鞍は1989年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

大根田裕也厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1989年）

5月27日、デビュー戦は安藤賢一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳未勝利（阪神芝1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は442kg。17頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた2戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/不良）に50kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず6着に終わった。

7月15日、中4週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は安藤賢一騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したキングパワーに3/4馬身届かず2着となった。

7月30日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で安藤賢一騎手（2戦0勝）。18頭立ての7番人気で17番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

8月12日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤賢一騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のフジノタカワシをクビ差振り切って初白星を挙げた。

8月26日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上400万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で安藤賢一騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

9月24日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で安藤賢一騎手（5戦1勝）。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

10月14日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上400万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で安藤賢一騎手（6戦1勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4歳（1990年）

6月16日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた9戦目は、5歳以上500万下（中京芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で安藤賢一騎手（7戦1勝）。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。

7月15日、中3週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた10戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で安藤賢一騎手（8戦1勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず5着に終わった。

8月5日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で安藤賢一騎手（9戦1勝）。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に終わった。

8月19日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で安藤賢一騎手（10戦1勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で安藤賢一騎手（11戦1勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

5歳（1991年）

1月28日、約5か月の休養明けで迎えた14戦目は、斉藤敏騎手を鞍上に迎えて、一般C3三（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のダストシゲルに4馬身の差をつけて休養明け初戦をモノにした。

3月4日、中4週で迎えた15戦目は、扇島特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤敏騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のダイカツグレイドに6馬身の差をつけて制した。

3月25日、中2週で迎えた16戦目は、一般C2三（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で斉藤敏騎手（2戦2勝）。6頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のニユートレンドに2馬身半の差をつけて優勝

9月10日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、菊月特別（船橋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で斉藤敏騎手（3戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のゴールドベンテンをクビ差制して破竹の4連勝を決めた。

9月28日、中2週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた18戦目は、こいぬ座特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で斉藤敏騎手（4戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のロイヤルビツクバンをハナ差制して怒涛の5連勝を決めた。

11月8日、中5週で迎えた19戦目は、禹彰九騎手を鞍上に迎えて、雪岳山特別（船橋ダート1800m 雨/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。12着に敗れた。