フサイチルネサンス（2004年生、母キャスリーン）

フサイチルネサンス（2004年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ルネサンス。競馬界に新たな息吹をもたらし改革を起こすように」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時6歳）と交配したキャスリーンが16歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、中央平地10戦1勝2着1回、地方23戦1勝2着4回。主な勝ち鞍は2007年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

宗像義忠厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2007年）

1月20日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は498kg。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

2月3日、中1週で迎えた2戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露し、3着に入った。

4月15日、中9週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、伸びてきたキングタキオン決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

5月26日、中5週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝2300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握り、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアポロバンチョウに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2008年）

1月19日、約8か月の休養明けで迎えた5戦目は、4歳以上500万下（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

3月2日、中5週で迎えた6戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

3月23日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

9月6日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は田中勝春騎手（4戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に敗れた。

9月28日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず9着に敗れた。

10月18日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝2400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。最後は減速してしまい13着に敗れた。

5歳（2009年）

1月1日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、ハッピーサンライズ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。6頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったサンダードルフィンに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

1月6日、連闘で迎えた12戦目は、ことぶき特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜口楠彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハルエサンに3馬身の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

1月21日、中1週で迎えた13戦目は、一般A4（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で浜口楠彦騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

2月10日、中2週で迎えた14戦目は、一般A4（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で浜口楠彦騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、勝ったオーメドックに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

2月25日、中1週で迎えた15戦目は、一般A5（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で浜口楠彦騎手（4戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

3月10日、中1週で迎えた16戦目は、一般A5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で浜口楠彦騎手（5戦1勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、伸びてきたニシノゴードン決め手に屈してクビ差の2着となった。

3月16日、連闘で迎えた17戦目は、一般A4（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で浜口楠彦騎手（6戦1勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

4月3日、中2週で迎えた18戦目は、一般A5 B3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で浜口楠彦騎手（7戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に敗れた。

4月15日、中1週で迎えた19戦目は、クレマチス特別（名古屋ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で浜口楠彦騎手（8戦1勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

4月30日、中1週で迎えた20戦目は、一般A5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で浜口楠彦騎手（9戦1勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

5月11日、中1週で迎えた21戦目は、一般A5 B2（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で浜口楠彦騎手（10戦1勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に敗れた。

5月26日、中1週で迎えた22戦目は、高木健騎手を鞍上に迎えて、一般A5 B3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた23戦目は、一般A5 B3（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は浜口楠彦騎手（11戦1勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず4着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた24戦目は、一般A5 B3（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で浜口楠彦騎手（12戦1勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

7月1日、連闘で馬体重を前走から11kg減らして迎えた25戦目は、祝発足!輝けmitSARA記念（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で浜口楠彦騎手（13戦1勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

7月20日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた26戦目は、キリンクラシックラガー杯（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で浜口楠彦騎手（14戦1勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

9月18日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた27戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、ももいろ珊瑚特別（高知ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

9月27日、連闘で馬体重を前走から8kg絞って迎えた28戦目は、高橋利幸騎手を鞍上に迎えて、一般Aイ（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

11月7日、中5週で迎えた29戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では上々の伸びを見せたが、エイシンハルピンにクビ差交わされて2着に甘んじた。

11月13日、連闘で迎えた30戦目は、一般Bロ（高知ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は高橋利幸騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

11月27日、中1週で迎えた31戦目は、一般B3（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で高橋利幸騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月6日、連闘で迎えた32戦目は、ネット投票なら!特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で高橋利幸騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

6歳（2010年）

1月1日、中3週で迎えた33戦目は、破魔矢特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋利幸騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。