ヤマニンマンドール（2012年生、母ヤマニンエマイユ）

ヤマニンマンドール（2012年2月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋黄金の手（仏）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のストーミングホーム（当時14歳）と交配したヤマニンエマイユが10歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）錦岡牧場。主な勝ち鞍は2016年の会津特別(500万下)。

経歴

デビュー前

浅見秀一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

9月14日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は446kg。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、3着に入った。

10月4日、中2週で迎えた2戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のフィドゥーシアに1馬身3/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

12月28日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の千両賞（阪神芝1600m 外回り小雨/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では決め手が足りず11着に敗れた。

3歳（2015年）

1月11日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた4戦目は、3歳G3のシンザン記念（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は岩田康誠騎手（1戦1勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

1月24日、中1週で迎えた5戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のなずな賞（中京芝1400m 晴/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

4月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1600m 外回り曇/重）に出走。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、3着に入った。

5月2日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のゆきつばき賞（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のトロピカルガーデンに1馬身3/4の差をつけて2勝目を掴み取った。

5月30日、中3週で迎えた8戦目は、3歳オープンの白百合ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦1勝）。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

9月6日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた9戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の飯豊特別（新潟芝1200m 雨/稍重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、抜け出したヤサカオディールにクビ差届かず2着に甘んじた。

9月20日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下の瀬戸内海特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（2戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず12着に敗れた。

10月24日、中4週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の壬生特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に敗れた。

11月28日、中4週で迎えた12戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に敗れた。

4歳（2016年）

1月31日、中8週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた13戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都芝1400m 外回り晴/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず8着に敗れた。

10月16日、約8か月半の休養明けで迎えた14戦目は、3歳以上500万下の鳥屋野特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（2戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では非凡な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月6日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下の会津特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のルピナスベルを3/4馬身振り切って久しぶりに勝利を挙げた。

12月4日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下（阪神芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克駿騎手（4戦2勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、4着に入り込んだ。

5歳（2017年）

1月21日、中6週で迎えた17戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の祇園特別（京都芝1400m 外回り晴/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

2月18日、中3週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下の宇治川特別（京都芝1400m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着に入り込んだ。

3月25日、中4週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下の岡崎特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（5戦2勝）。17頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く14着に敗れた。

4月16日、中2週で迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の千種川特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

5月14日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下（京都芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（3戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。

7月16日、中8週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下のフィリピントロフィー（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川須栄彦騎手（4戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら8番手で通過。直線では見所を作れず10着に敗れた。

10月1日、約2か月半の間隔を開けて迎えた23戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の勝浦特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

11月5日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた24戦目は、3歳以上1000万下の醍醐特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（6戦2勝）。18頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場なく10着に終わった。

12月3日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた25戦目は、3歳以上1000万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は田中健騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では速い脚を使えず10着に終わった。

6歳（2018年）

1月13日、中5週で迎えた26戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。

2月17日、中4週で迎えた27戦目は、4歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

4月22日、中8週で迎えた28戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の福島中央テレビ杯（福島芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では出色の末脚を披露したが、5着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

5月27日、中2週で迎えた30戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の御池特別（京都芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は田中健騎手（2戦0勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には割り込めず9着に敗れた。

7月7日、中5週で迎えた31戦目は、難波剛健騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 雨/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。9着に敗れた。

9月9日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた32戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 小雨）に出走。鞍上は2戦連続で難波剛健騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月2日、中2週で迎えた33戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で難波剛健騎手（2戦0勝）。6頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったニホンピロボーラーから半馬身差の2着となった。

10月28日、中3週で迎えた34戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内小雨/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。3着に入った。

11月18日、中2週で迎えた35戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 晴/良）に出走。鞍上は難波剛健騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月16日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた36戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で難波剛健騎手（4戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。最後は、2着のインペリオーソに1馬身1/4の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

7歳（2019年）

2月23日、中9週で迎えた37戦目は、春麗ジャンプステークス（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で難波剛健騎手（5戦1勝）。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。12着に敗れた。