ケンエンデバー（2003年生、母セイントセーラ）

ケンエンデバー（2003年5月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋努力。努力でターフを駆け巡るように」。毛色は鹿毛。種牡馬のマーベラスサンデー（当時11歳）と交配したセイントセーラが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ケンブリッジバレー。戦績は、中央平地23戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2007年の仁山特別(500万下)。

経歴

デビュー前

鮫島一歩厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2006年）

2月12日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は436kg。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったプリムローズヒルに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

3月4日、中2週で迎えた2戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

8月5日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた3戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、苛烈なペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は減速してしまい11着に敗れた。

9月10日、中4週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、勝ったタツグレースにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

9月30日、中2週で迎えた5戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた16頭をごぼう抜きし、最後は2着のキングオブパンサーに2馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

10月22日、中2週で迎えた6戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

12月3日、中5週で迎えた7戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の清洲特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず7着に敗れた。

4歳（2007年）

3月18日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島良太騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のコアレスソニックをハナ差振り切って2勝目を獲得した。

6月23日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、3歳以上500万下の仁山特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のヤマニンエマイユを3/4馬身振り切って3勝目をマークした。

7月14日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下の道新スポーツ杯（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（2戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、4着に終わった。

7月22日、連闘で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の長万部特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤勝己騎手（3戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、5着に終わった。

5歳（2008年）

3月9日、約7か月半の休み明けで迎えた12戦目は、4歳以上1000万下の仲春特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安藤勝己騎手（4戦2勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら13番手で通過。直線では目立つような脚を使えず13着に敗れた。

5月18日、中9週で迎えた13戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の祇園特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

10月12日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の壬生特別（京都芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びを欠き14着に終わった。

11月2日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は鮫島良太騎手（2戦1勝）。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

11月22日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた16戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の三春駒特別（福島芝1800m 晴/稍重）に出走。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では最後まで息が続かず13着に終わった。

6歳（2009年）

3月21日、約4か月の休み明けで迎えた17戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下の鈴鹿特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

4月5日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の千種川特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた19戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の山陽特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はタレてしまい13着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた20戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の鷹ケ峰特別（京都芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず10着に終わった。

7月5日、中8週で迎えた21戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の札幌スポニチ賞（札幌芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

8月8日、中4週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のサロマ湖特別（札幌芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は力尽きて15着に終わった。

7歳（2010年）

2月14日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の宇治川特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はバタバタになってしまい16着に終わった。