ウインラグラス（2021年生、母コスモラパン）

ウインラグラス（2021年1月17日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+植物名。花言葉は『はずむ心』、『幸運』」。毛色は鹿毛。種牡馬のストロングリターン（当時15歳）と交配したコスモラパンが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はコスモヴューファーム。主な勝ち鞍は2024年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

吉田直弘厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

8月12日、デビュー戦は永島まなみ騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のメイクデビュー小倉（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は408kg。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

8月27日、中1週で迎えた2戦目は、河原田菜々騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳戦の2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

10月1日、中4週で迎えた3戦目は、2歳戦の2歳未勝利（阪神芝1400m 曇/重）に出走。鞍上は永島まなみ騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に終わった。

12月3日、中8週で迎えた4戦目は、田口貫太騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

3歳（2024年）

1月14日、中5週で迎えた5戦目は、3歳戦の3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は永島まなみ騎手（2戦0勝）。18頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

2月4日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で永島まなみ騎手（3戦0勝）。18頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

2月17日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で永島まなみ騎手（4戦0勝）。18頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のフェアアイルに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2025年）

3月23日、約13か月半の休養明けで馬体重を前走から34kg増やして迎えた8戦目は、4歳以上1勝クラス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で永島まなみ騎手（5戦1勝）。18頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず18着に終わった。

5月11日、中6週で迎えた9戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

6月14日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は永島まなみ騎手（6戦1勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて16着に敗れた。

7月5日、中2週で迎えた11戦目は、高杉吏麒騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

7月12日、連闘で迎えた12戦目は、川端海翼騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての15番人気で16番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

7月20日、連闘で迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は田口貫太騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

8月28日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた14戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、一般B6（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、パイロズブリッジに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

9月11日、中1週で迎えた15戦目は、たいら先生還暦おめでとう記念（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤聡一騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず4着に敗れた。

9月25日、中1週で迎えた16戦目は、塚本征吾騎手を鞍上に迎えて、一般B5（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

10月9日、中1週で迎えた17戦目は、望月洵輝騎手を鞍上に迎えて、一般B7（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい6着に敗れた。

10月24日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、後藤浩太&中村紗也結婚記念!（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で望月洵輝騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦し、3着を確保した。

11月4日、中1週で馬体重を前走から5kg絞って迎えた19戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で望月洵輝騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

11月14日、中0週で迎えた20戦目は、労災安全教育動画ならジコゼロ!（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で望月洵輝騎手（3戦0勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカンナリリーに4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

12月1日、中1週で迎えた21戦目は、細川智史騎手を鞍上に迎えて、長良川温泉特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手に欠いて9着に終わった。