カンナリリー（2018年生、母フォーエバーモア）

カンナリリー（2018年3月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「花名。花言葉は『永遠』。母名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のスクリーンヒーロー（当時14歳）と交配したフォーエバーモアが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者は追分ファーム。主な勝ち鞍は2022年の4歳以上C3。

経歴

デビュー前

Ｇ１サラブレッドクラブにて総額2,000万円（50万×40口）で一口馬主が募集された。

鹿戸雄一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

12月20日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は418kg。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

3歳（2021年）

2月28日、中9週で迎えた2戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、4着に入った。

3月27日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

5月22日、中7週で迎えた4戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい9着に終わった。

7月17日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

9月5日、中6週で迎えた6戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って9着に終わった。

10月13日、中4週で迎えた7戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1230m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい6着に敗れた。

10月27日、中1週で迎えた8戦目は、佐々木世麗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上C2（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上C2 C3（園田ダート820m 曇/重）に出走。鞍上は田中学騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月3日、中2週で迎えた10戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート820m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

12月22日、中2週で迎えた11戦目は、シンビジウム賞（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に敗れた。

4歳（2022年）

1月13日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上C2一（姫路ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

2月3日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上C3（姫路ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉村智洋騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線に入ると、前で粘るマリードゥラメールを次元の違う末脚で半馬身差し切って待望の初白星を挙げた。

3月2日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上C2 C3（園田ダート820m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で吉村智洋騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

3月23日、中2週で迎えた15戦目は、笹田知宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、クリノエルサにクビ差交わされて2着に惜敗した。

4月20日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上C2 C3（園田ダート820m 晴/良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（5戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るランブラストを豪快な末脚で3/4馬身差し切って2勝目を挙げた。

7月29日、約3か月半の休み明けで迎えた17戦目は、3歳以上C3（園田ダート820m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（6戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

8月12日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上C3一（園田ダート820m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（7戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のデルマアミダに2馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

9月2日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上C2 C3（園田ダート820m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で吉村智洋騎手（8戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月30日、中3週で迎えた20戦目は、リンドウ賞（園田ダート820m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で吉村智洋騎手（9戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るマリードゥラメールを鮮やかな末脚で半馬身差し切って勝利を手中に収めた。

10月19日、中2週で迎えた21戦目は、大山龍太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート820m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

11月1日、中1週で迎えた22戦目は、ターコイズ賞（園田ダート820m 雨/稍重）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（10戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のクリノオスカルに3馬身半の差をつけてファンの高評価に応えた。

5歳（2023年）

3月1日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から19kg減らして迎えた23戦目は、井上幹太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

3月21日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上C2（姫路ダート800m 雨/稍重）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（11戦5勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るヴィタフェリーチェを上がり1位の末脚でクビ差だけ差し切って6勝目を収める

4月4日、中1週で迎えた25戦目は、神戸場外発売再開記念（園田ダート820m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（12戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

5月2日、中3週で迎えた26戦目は、4歳以上C1（園田ダート820m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（13戦6勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

5月25日、中2週で迎えた27戦目は、山田雄大騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい7着に終わった。

6月9日、中1週で迎えた28戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（園田ダート1230m 曇/重）に出走。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は山田雄大騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた30戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、JCSファイナルステージ第1戦（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はタレてしまい10着に敗れた。

7月26日、中2週で迎えた31戦目は、アクアマリン賞（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（14戦6勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

11月1日、約3か月半の休養明けで迎えた32戦目は、3歳以上C3二（園田ダート820m 晴/良）に出走。鞍上は杉浦健太騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のモンシャトールに7馬身の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

11月15日、中1週で迎えた33戦目は、3歳以上C2二（園田ダート820m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で杉浦健太騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では途轍もない末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のクーシェルに3馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

11月30日、中1週で迎えた34戦目は、3歳以上C2（園田ダート820m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で杉浦健太騎手（3戦2勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったナリタブルホークを半馬身捉え切れず2着に敗れた。

6歳（2024年）

3月28日、約4か月の休養明けで迎えた35戦目は、吉村誠之助騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3一（園田ダート820m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るヴィタフェリーチェを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

4月11日、中1週で迎えた36戦目は、SAKURAダッシュ（園田ダート820m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で吉村誠之助騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクリノニーナに7馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

4月23日、中1週で迎えた37戦目は、4歳以上C2（園田ダート820m 曇/重）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（15戦6勝）。6頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったフィオリーノに詰め切れず、4馬身差の2着に敗れた。