フィオリーノ（2020年生、母テイクザスカイ）

フィオリーノ（2020年5月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「フィオリーノ金貨。母父名より連想」。毛色は栗毛。種牡馬のメイショウボーラー（当時19歳）と交配したテイクザスカイが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は大狩部牧場。主な勝ち鞍は2024年の4歳以上C3一。

経歴

デビュー前

辻哲英厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2023年）

4月16日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。馬体重は478kg。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

8月19日、約4か月の休み明けで迎えた2戦目は、石田拓郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り15着に敗れた。

2023年8月25日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

9月27日、中5週で迎えた3戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい8着に終わった。

4歳（2024年）

2月15日、約4か月半の休養明けで迎えた4戦目は、4歳以上C3一（姫路ダート800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のアルマイメルに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

3月5日、中2週で迎えた5戦目は、高野誠毅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（姫路ダート800m 小雨/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、勝ったワンダーカラフルを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

3月27日、中2週で迎えた6戦目は、鴨宮祥行騎手を鞍上に迎えて、つくし賞（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

4月4日、連闘で迎えた7戦目は、スプリントチャレンジ（園田ダート820m 曇/重）に出走。鞍上は下原理騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして、最後は2着のメイショウコウランに1馬身1/4の差をつけて2勝目を手に入れた。

4月23日、中2週で迎えた8戦目は、塩津璃菜騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（園田ダート820m 曇/重）に出走。6頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のカンナリリーに4馬身の差をつけて3勝目を収める

5月8日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上C1（園田ダート820m 晴/稍重）に出走。鞍上は下原理騎手（3戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のウポポイに9馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。