サクラスマッシュ（1997年生、母スループリンセス）

サクラスマッシュ（1997年5月20日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサクラチトセオー（当時7歳）と交配したスループリンセスが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）谷岡牧場。戦績は、中央平地17戦1勝2着1回、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は1999年の3歳新馬(牝)。

経歴

デビュー前

小島太厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1999年）

7月17日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は438kg。5頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るユウターアムールを途轍もない末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

8月1日、中1週で迎えた2戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の函館3歳ステークス（函館芝1200m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見所を作れず14着に終わった。

3歳（2000年）

3月11日、約7か月半の休養明けで迎えた3戦目は、牝馬限定3歳オープンのアネモネステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦1勝）。15頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

4月8日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定4歳500万下のミモザ賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（2戦1勝）。18頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では非凡な末脚を発揮し、3着に入った。

4月29日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた5戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

6月3日、中4週で迎えた6戦目は、4歳500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず4着に敗れた。

7月1日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定4歳500万下のあさがお賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（4戦1勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

7月22日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、F.サンチェス騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の夏井川特別（福島芝1700m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

8月12日、中2週で迎えた9戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下のニセコ特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。

9月3日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下の積丹特別（札幌芝2600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて10着に終わった。

12月2日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた11戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず15着に終わった。

4歳（2001年）

1月14日、中5週で迎えた12戦目は、田村宏之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では印象的な伸び脚で驀進したが、伸びてきたニシノササメユキ決め手に屈してクビ差の2着となった。

2月4日、中2週で迎えた13戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝2000m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、5着を確保した。

2月18日、中1週で迎えた14戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

3月10日、中2週で迎えた15戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

4月15日、中4週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

6月17日、中8週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた17戦目は、3歳以上500万下（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に終わった。

11月13日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から34kg戻して迎えた18戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、二風谷特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。9着に終わった。

11月21日、連闘で迎えた19戦目は、中村裕司騎手を鞍上に迎えて、門別川特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。13着に終わった。