ニホンピログルーヴ（2017年生、母ニホンピロアブミ）

ニホンピログルーヴ（2017年3月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+父母名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のルーラーシップ（当時10歳）と交配したニホンピロアブミが16歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は友田牧場。主な勝ち鞍は2020年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

大橋勇樹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

9月28日、デビュー戦は柴山雄一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は472kg。18頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く15着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

3歳（2020年）

1月12日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

4月19日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

5月10日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 小雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は柴山雄一騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天資の闘志でゴールまで力戦したが、4着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

6月13日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のメイショウワダマに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2021年）

6月26日、約12か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

9月18日、約3か月の間隔を開けて迎えた9戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 小雨/不良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

10月9日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小沢大仁騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

10月16日、連闘で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（3戦1勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

5歳（2022年）

4月28日、約6か月半の休養明けで迎えた12戦目は、長尾翼玖騎手を鞍上に迎えて、猪名川特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のフェブキラナをクビ差振り切って久々の実戦を物にした。

5月14日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた13戦目は、山田敬士騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 曇/重）に出走。13頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

5月28日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山田敬士騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

8月12日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から24kg増やして迎えた15戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、爽涼特別（笠松ダート1600m 雨/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

8月24日、中1週で迎えた16戦目は、ひるがの高原賞（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のマナラズベリーに1馬身半の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

9月9日、中1週で迎えた17戦目は、新涼特別（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（2戦1勝）。5頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいいところがなく3着に敗れた。

10月6日、中3週で迎えた18戦目は、一般A4（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（3戦1勝）。5頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて、最後は2着のユウヒノプリンスを半馬身振り切って4勝目を手に入れた。

11月2日、中3週で迎えた19戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、菊人形賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

11月18日、中1週で迎えた20戦目は、紅葉狩り特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原幹生騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

11月29日、中1週で迎えた21戦目は、名鉄ブラスバンド部来場（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で藤原幹生騎手（2戦0勝）。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい6着に敗れた。

12月9日、中0週で迎えた22戦目は、奥飛騨温泉郷特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤原幹生騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

12月31日、中2週で迎えた23戦目は、冬日和賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は向山牧騎手（4戦2勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したヒシハムザリバーを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

6歳（2023年）

1月13日、中1週で迎えた24戦目は、姫烏頭特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（5戦2勝）。8頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて8着に終わった。

2月10日、中3週で迎えた25戦目は、猫柳賞（笠松ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（6戦2勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

2月23日、中1週で迎えた26戦目は、まーちん&競輪小僧来場記念（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（7戦2勝）。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に終わった。

3月9日、中1週で迎えた27戦目は、松本剛志騎手を鞍上に迎えて、夢見月賞（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

3月23日、中1週で迎えた28戦目は、合同会社オフィスイトウ祝十周年（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は向山牧騎手（8戦2勝）。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に終わった。

4月17日、中3週で迎えた29戦目は、笠松町商工会特別（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（9戦2勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

4月28日、中1週で迎えた30戦目は、赤八汐特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（10戦2勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が衰えて8着に終わった。

5月24日、中3週で迎えた31戦目は、松本一心騎手を鞍上に迎えて、清流特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

6月8日、中1週で迎えた32戦目は、双六渓谷特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は向山牧騎手（11戦2勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

6月20日、中1週で迎えた33戦目は、B級サバイバル（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（12戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のモーニングフジに3馬身の差をつけて5勝目を手にした。

7月6日、中1週で迎えた34戦目は、明日は七夕特別（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（13戦3勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

8月3日、中3週で迎えた35戦目は、藤撫子特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（14戦3勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、ヒシハムザリバーに3/4馬身交わされて2着となった。

9月1日、中3週で迎えた36戦目は、めいほう高原特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で向山牧騎手（15戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ3着に沈んだ。

9月29日、中3週で迎えた37戦目は、十月桜特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で向山牧騎手（16戦3勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

10月25日、中3週で迎えた38戦目は、小春短距離特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で向山牧騎手（17戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず4着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた39戦目は、レガート特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で向山牧騎手（18戦3勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

11月23日、中1週で迎えた40戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、一般A5（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

12月11日、中2週で迎えた41戦目は、師走特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は向山牧騎手（19戦3勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の勝負根性でゴールまで勇戦し、3着を確保した。

12月29日、中2週で迎えた42戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、年末特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は勢いを失って6着に敗れた。