タキオンカフェ（2008年生、母エンスラーリング）

タキオンカフェ（2008年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「父名の一部＋冠名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアグネスタキオン（当時10歳）と交配したエンスラーリングが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）ヤナガワ牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方18戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2012年の3歳以上C4-3。

経歴

デビュー前

村上正和厩舎（北海道）へ入厩。

3歳（2011年）

8月18日、デビュー戦は山口竜一騎手を鞍上に据えて、一般C4-5（門別ダート1000m 曇/重）に出走。馬体重は496kg。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

8月31日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、一般C4-5（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。

9月21日、中2週で迎えた3戦目は、「がんばれ!ホッカイドウ競馬」賞（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で山口竜一騎手（2戦0勝）。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

10月5日、中1週で迎えた4戦目は、小嶋久輝騎手を鞍上に迎えて、一般C4-5（門別ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

10月25日、中2週で迎えた5戦目は、一般C4-5（門別ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小嶋久輝騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

11月16日、中2週で迎えた6戦目は、一般C4-5（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小嶋久輝騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず5着に終わった。

4歳（2012年）

4月25日、約5か月半の休養明けで迎えた7戦目は、一般C4-4（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は山口竜一騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月9日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、一般C4-4（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったスクデットに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

5月30日、中2週で迎えた9戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、一般C4-3（門別ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

6月14日、中1週で迎えた10戦目は、一般C4-3（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は山口竜一騎手（5戦0勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

7月11日、中3週で迎えた11戦目は、一般C4-4（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（6戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。

8月7日、中3週で迎えた12戦目は、一般C4-5（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口竜一騎手（7戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて、最後は2着のグラミーバニヤンを3/4馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

9月4日、中3週で迎えた13戦目は、一般C4-2（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口竜一騎手（8戦1勝）。11頭立ての3番人気で12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

9月13日、連闘で迎えた14戦目は、すずらん群生地賞（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山口竜一騎手（9戦1勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた15戦目は、優駿浪漫街道賞（門別ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で山口竜一騎手（10戦1勝）。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に終わった。

10月11日、中1週で迎えた16戦目は、沙流川賞（門別ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で山口竜一騎手（11戦1勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

10月25日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上C4-3（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で山口竜一騎手（12戦1勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るグラミーバニヤンを上がり1位タイの末脚でクビ差だけ差し切って2勝目をつかんだ。

11月13日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で山口竜一騎手（13戦2勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

5歳（2013年）

2月9日、約3か月の間隔を開けて迎えた19戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず11着に終わった。

3月17日、中4週で迎えた20戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の金山特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に終わった。

5月11日、中7週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は村田一誠騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

7月28日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた22戦目は、山崎亮誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいいところがなく13着に終わった。