グラミーバニヤン（2008年生、母タスク）

グラミーバニヤン（2008年2月11日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「世界で最も権威のある音楽賞より＋冠名」。毛色は栗毛。種牡馬のハーツクライ（当時7歳）と交配したタスクが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）松浦牧場。戦績は、地方39戦5勝2着8回。主な勝ち鞍は2013年の3歳以上C4-4。

経歴

デビュー前

佐久間雅貴厩舎（北海道）へ入厩。

4歳（2012年）

8月7日、デビュー戦は桑村真明騎手を鞍上に据えて、一般C4-5（門別ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は562kg。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で急追したが、抜け出したタキオンカフェを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

8月28日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、一般C4-4（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ケルピーに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

9月11日、中1週で迎えた3戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、一般C4-4（門別ダート1700m 曇/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

10月2日、中2週で迎えた4戦目は、3歳以上C4-5（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。競走中止となった。

10月9日、連闘で迎えた5戦目は、エンルム岬賞（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るモーシャを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月25日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上C4-3（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐冬樹騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、タキオンカフェにクビ差交わされて2着に甘んじた。

11月8日、中1週で迎えた7戦目は、七飯産りんご「ななみつき」賞（門別ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は桑村真明騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい7着に敗れた。

5歳（2013年）

5月1日、約6か月の休養明けで迎えた8戦目は、チロロの巨石賞（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に敗れた。

5月16日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、芍薬特別（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（5戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、勝ったハッピーメイカーを半馬身捉え切れず2着となった。

5月30日、中1週で迎えた10戦目は、三石海浜公園賞（門別ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は桑村真明騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は減速してしまい6着に敗れた。

6月4日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-4（門別ダート1700m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のサクラネオドリームを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

6月26日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた12戦目は、3歳以上C4-3（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

7月24日、中3週で迎えた13戦目は、JAみついしみついし牛賞（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は五十嵐冬樹騎手（6戦1勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた14戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、なかしべつ夏まつり賞（門別ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた15戦目は、石川慎将騎手を鞍上に迎えて、JA平取町びらとり和牛特別（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

9月5日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は桑村真明騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

9月18日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は服部茂史騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

6歳（2014年）

1月2日、約3か月半の休養明けで迎えた18戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、一般C16（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、勝ったレッドレイラをクビ差捉え切れず2着に惜敗した。

1月15日、中1週で迎えた19戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柿原翔騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた20戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柿原翔騎手（2戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るムジョウノカゼを驚異的な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

2月5日、連闘で迎えた21戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で柿原翔騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったピンクストーンを3/4馬身捉え切れず2着となった。

2月21日、中1週で迎えた22戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で柿原翔騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。

3月26日、中4週で迎えた23戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で柿原翔騎手（5戦1勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

4月3日、連闘で迎えた24戦目は、一般C10（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で柿原翔騎手（6戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のサンキウニシキに1馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

4月18日、中1週で迎えた25戦目は、山田祥雄騎手を鞍上に迎えて、卯の花特別（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

5月1日、中1週で迎えた26戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は柿原翔騎手（7戦2勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、抜け出したキミノヒナを捕まえ切れず、アタマ差の2着に甘んじた。

5月8日、連闘で迎えた27戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柿原翔騎手（8戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

5月22日、中1週で迎えた28戦目は、丸山真一騎手を鞍上に迎えて、一般C11（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、3着に終わった。

7月24日、中8週で迎えた29戦目は、一般C9（名古屋ダート800m 曇/良）に出走。鞍上は柿原翔騎手（9戦2勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

8月7日、中1週で迎えた30戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柿原翔騎手（10戦2勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では速い脚を使えず4着に敗れた。

8月22日、中1週で迎えた31戦目は、加藤利征騎手を鞍上に迎えて、金シャチけいばNAGOYAジョッキーカップ（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

9月10日、中2週で迎えた32戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は柿原翔騎手（11戦2勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサチノトワイエースに3馬身の差をつけて5勝目をマークした。

9月19日、連闘で迎えた33戦目は、野牡丹特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柿原翔騎手（12戦3勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

10月3日、中1週で迎えた34戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で柿原翔騎手（13戦3勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。

10月10日、連闘で迎えた35戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柿原翔騎手（14戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、3着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた36戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、シルバーブーツ賞（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、抜け出したエクセルギーを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

11月7日、中1週で迎えた37戦目は、よもぎ菊特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は柿原翔騎手（15戦3勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

11月21日、中1週で迎えた38戦目は、俺らが味方だ!指原莉乃生誕記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柿原翔騎手（16戦3勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

12月4日、中1週で迎えた39戦目は、祝☆原田安政さん定年記念（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で柿原翔騎手（17戦3勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮したが、3着に終わった。