アングルブラケット（2012年生、母イゾルデ）

アングルブラケット（2012年3月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「キーボードにある記号」。毛色は栗毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時11歳）と交配したイゾルデが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）サンシャイン牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方14戦6勝2着2回。主な勝ち鞍は2015年の花いっぱいのまち葛飾賞。

経歴

デビュー前

奥村武厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2015年）

1月5日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は476kg。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

1月24日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

3月22日、中7週で迎えた3戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず14着に終わった。

4月29日、中4週で迎えた4戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、親子岩賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

5月13日、中1週で迎えた5戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-4（門別ダート1200m 曇/重）に56kgの斤量を背負って出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るスカラベを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

5月21日、連闘で迎えた6戦目は、「空と大地」賞（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るヤマニンボレアルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

6月10日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1700m 曇/稍重）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1700m 曇/稍重）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で五十嵐冬樹騎手（3戦2勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るフィニッシュブローを上がり1位の末脚で半馬身差し切って勝利を手中に収めた。

7月23日、中3週で迎えた9戦目は、新ひだか夏まつり特別（門別ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で五十嵐冬樹騎手（4戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、伸びてきたポッシブルドリーム決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

8月13日、中2週で迎えた10戦目は、3歳戦のリゲル特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で五十嵐冬樹騎手（5戦3勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい4着に敗れた。

9月3日、中2週で迎えた11戦目は、鳳仙花特別（門別ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で五十嵐冬樹騎手（6戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るトップアイリストを鮮烈な末脚でクビ差だけ差し切って断トツ人気に応えた。

9月28日、中3週で迎えた12戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の花いっぱいのまち葛飾賞（大井ダート1500m 内回り晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では豪脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のコウギョウマゼランに4馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

10月16日、中2週で迎えた13戦目は、一般C2十六十七（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月5日、中2週で迎えた14戦目は、一般C2十三十四十五（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のマイネルサフィルスに1馬身半の差をつけて6勝目をマークした。

4歳（2016年）

8月17日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた15戦目は、中野省吾騎手を鞍上に迎えて、一般C2十三十四十五（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず3着に敗れた。

9月2日、中1週で迎えた16戦目は、西啓太騎手を鞍上に迎えて、一般C2六七（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力十分の伸びを見せたが、伸びてきたドラゴンチャンプ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

9月21日、中2週で迎えた17戦目は、一般C2七八（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で西啓太騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。