ホワイトローズ（1991年生、母スピーキングラーク）

ホワイトローズ（1991年4月8日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のボールドノースマン（当時7歳）と交配したスピーキングラークが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は藤沢牧場。戦績は、中央平地28戦4勝2着6回。主な勝ち鞍は1995年の函館日刊スポーツ杯(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

稗田研二厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1994年）

1月6日、デビュー戦は大塚栄三郎騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は440kg。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、抜け出したシャインフォードに半馬身届かず2着となった。

1月22日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、4歳新馬（中山芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、勝ったレガシーウェーブに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

2月18日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で大塚栄三郎騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメイアイグディーに5馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

5月8日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、4歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大塚栄三郎騎手（3戦1勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

6月5日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大塚栄三郎騎手（4戦1勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

7月3日、中3週で迎えた6戦目は、4歳500万下のあさがお賞（福島芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で大塚栄三郎騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

7月24日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で大塚栄三郎騎手（6戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、6着に終わった。

4歳（1995年）

1月7日、約5か月半の休養明けで迎えた8戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で大塚栄三郎騎手（7戦1勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったマザーウイッシュに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

1月28日、中2週で迎えた9戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の北方特別（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮したが、3着に終わった。

2月18日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、3着に終わった。

4月15日、中7週で馬体重を前走から26kg増やして迎えた11戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（8戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、5着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（9戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るホゲットラモーヌを異次元の末脚で3/4馬身差し切って2勝目を手中に収めた。

5月20日、中2週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大塚栄三郎騎手（10戦2勝）。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

6月10日、中2週で迎えた14戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下のニセコ特別（札幌芝1800m 曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したワンナイトドリームにクビ差届かず2着に惜敗した。

6月24日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下の十勝岳特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、抜け出したオリンピアヒリュウにクビ差届かず2着に甘んじた。

7月15日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のツインイレブンに1馬身半の差をつけてファンの期待に応えた。

8月5日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の函館日刊スポーツ杯（函館芝2000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（3戦1勝）。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のケリソンをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

9月23日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、A.ムンロ騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のセプテンバーステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

10月22日、中3週で迎えた19戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のカブトヤマ記念（新潟芝1800m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

11月26日、中4週で迎えた20戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のウェルカムステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

12月17日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦の冬至ステークス（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（4戦2勝）。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

5歳（1996年）

3月24日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた22戦目は、ハンデ戦の春風ステークス（中山ダート1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（5戦2勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、4着に入った。

4月14日、中2週で迎えた23戦目は、総武ステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（6戦2勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず10着に終わった。

5月3日、中2週で迎えた24戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、薫風ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

11月23日、約7か月の休み明けで迎えた25戦目は、亀山泰延騎手を鞍上に迎えて、甲斐路ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

12月22日、中3週で迎えた26戦目は、’96フェアウェルステークス（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（7戦2勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず6着に終わった。

6歳（1997年）

1月15日、中2週で迎えた27戦目は、アレキサンドライトステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、抜け出したグリーンスワードにクビ差届かず2着となった。

3月1日、中5週で迎えた28戦目は、京葉ステークス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（8戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。