オリンピアヒリュウ（1991年生、母タツマドンナ）

オリンピアヒリュウ（1991年3月19日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマルゼンスキー（当時17歳）と交配したタツマドンナが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は斉藤安行。戦績は、中央平地25戦3勝2着2回、地方4戦0勝。主な勝ち鞍は1995年の十勝岳特別(500万下)。

経歴

デビュー前

古賀一隆厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1993年）

12月4日、デビュー戦は加藤和宏騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は496kg。13頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

12月12日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

12月26日、中1週で迎えた3戦目は、3歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で加藤和宏騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、凄まじいハイペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

3歳（1994年）

2月6日、中5週で迎えた4戦目は、玉井智光騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま力一杯の粘りで持ち堪えて、最後は2着のポポダンサーに2馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

2月19日、中1週で迎えた5戦目は、4歳500万下のくすのき賞（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で玉井智光騎手（1戦1勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って11着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた6戦目は、中野栄治騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の芝桜賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず12着に敗れた。

4月2日、中3週で迎えた7戦目は、4歳500万下（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は加藤和宏騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

4月30日、中3週で迎えた8戦目は、4歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（4戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。

5月15日、中1週で迎えた9戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京ダート1600m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい14着に敗れた。

6月25日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上500万下の羊ケ丘特別（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は加藤和宏騎手（5戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

7月3日、連闘で馬体重を前走から8kg絞って迎えた11戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（6戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

7月16日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和宏騎手（7戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のキーヒムロをクビ差振り切って2勝目をつかんだ。

4歳（1995年）

2月5日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（東京ダート1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。

2月26日、中2週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい14着に終わった。

3月18日、中2週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下（中山芝1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で大塚栄三郎騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ベルベットタッチに半馬身交わされて2着となった。

3月26日、連闘で迎えた16戦目は、5歳以上900万下（中山芝1600m 外回り曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で大塚栄三郎騎手（3戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

4月22日、中3週で迎えた17戦目は、津留千彰騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の福島中央テレビ杯（福島芝1800m 晴/稍重）に出走。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のように疾駆したが、インタークレバーに交わされて3馬身半差の2着となった。

6月10日、中6週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下のニセコ特別（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は加藤和宏騎手（8戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきる形となり、後続との差を2馬身以上キープして、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

6月24日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下の十勝岳特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（9戦1勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のホワイトローズをクビ差振り切って3勝目を手に入れた。

7月1日、連闘で迎えた20戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下のHBC杯（札幌芝1800m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り6着に敗れた。

7月16日、中1週で迎えた21戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の日高特別（札幌芝1800m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

8月13日、中3週で迎えた22戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下のかもめ島特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。端に立つ形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

8月19日、連闘で迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の北海ハンデキャップ（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

9月16日、中3週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のHTB杯（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は加藤和宏騎手（10戦2勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。逃げる形となり、リードを2馬身以上確保して、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

9月24日、連闘で迎えた25戦目は、4歳以上900万下の八雲特別（函館芝1800m 雨/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。端を取り切り、後続を2馬身以上離して、非常に遅いペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。

5歳（1996年）

5月15日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた26戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、スターライトカップ（大井ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた27戦目は、メイ特別（船橋ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に敗れた。

6月17日、中2週で迎えた28戦目は、シーサイドカップ（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。12着に敗れた。

6歳（1997年）

5月8日、約11か月の休養明けで迎えた29戦目は、佐藤裕太騎手を鞍上に迎えて、メイ特別（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。8着に敗れた。