スパイグラスヒル（2010年生、母フェアリーティアラ）

スパイグラスヒル（2010年5月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「小型望遠鏡＋丘」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のウインラディウス（当時12歳）と交配したフェアリーティアラが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は山下恭茂。戦績は、中央平地3戦0勝、地方6戦1勝。主な勝ち鞍は2014年の一般C17。

経歴

デビュー前

1歳のとき、山下恭茂から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

田島俊明厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2013年）

3月23日、デビュー戦は大庭和弥騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず16着に終わった。

5月5日、中5週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず12着に終わった。

5月11日、連闘で迎えた3戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 小雨/良）に出走。14頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚にキレが無く14着に終わった。

10月4日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた4戦目は、藤原良一騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた5戦目は、持原大志騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の志帆ILOVEYOU記念（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

11月8日、中2週で迎えた6戦目は、一般C25（名古屋ダート800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で持原大志騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月26日、中2週で迎えた7戦目は、梅ちゃんカップ（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で持原大志騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

4歳（2014年）

3月4日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた8戦目は、一般C23（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は藤原良一騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

7月21日、約4か月半の休養明けで迎えた9戦目は、一般C17（名古屋ダート800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤原良一騎手（2戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るダイユウコメットを異次元の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。