エイシンネクタル（2020年生、母エイシンノーティス）

エイシンネクタル（2020年3月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+ギリシャ神話の神々が飲む生命の酒」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のイスラボニータ（当時9歳）と交配したエイシンノーティスが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は木田牧場。主な勝ち鞍は2023年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

小崎憲厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

8月7日、デビュー戦は西村淳也騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は450kg。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮したが、5着に終わった。

9月25日、中6週で迎えた2戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に敗れた。

10月16日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、リードを2馬身以上保って、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のファイティングスピリットで最後まで敢闘したが、ランフリーバンクスに交わされて5馬身差の2着となった。

11月27日、中5週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は西村淳也騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

12月25日、中3週で迎えた5戦目は、角田大河騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

3歳（2023年）

5月28日、約5か月の休養明けで迎えた6戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に出走。18頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

7月15日、中6週で迎えた7戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1400m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

7月30日、中1週で迎えた8戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るサイレンスゴールドを交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月21日、約4か月の休み明けで迎えた9戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、マルチフェイス特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月9日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に敗れた。

4歳（2024年）

1月28日、中6週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上1勝クラス（京都ダート1200m 曇/良）に58kgの斤量を背負って出走。鞍上は西村淳也騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

2月10日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上1勝クラス（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露し、4着に入り込んだ。

3月10日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西村淳也騎手（4戦0勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいい脚を見せられず12着に敗れた。

4月28日、中6週で迎えた14戦目は、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は小崎綾也騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

8月5日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた15戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、凌霄花特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。

8月22日、中1週で迎えた16戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、マルチヒーロー特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

9月17日、中3週で迎えた17戦目は、ハンデ戦の夜長月特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月24日、中4週で迎えた18戦目は、マルチフェア特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したタイセイアーメットにクビ差届かず2着に惜敗した。